豊田自動織機は6月3日、電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド自動車(PHV)の充電に使用する充電スタンドを日東工業と共同開発し、2009年7月に発売すると発表した。スタンドタイプと壁掛けタイプの2種類があり、価格は両タイプとも40〜50万円の予定。
新発売する充電スタンドは日本自動車研究所が推奨するコネクタケーブルを装備しているため、車載の充電ケーブルを取り出さなくても充電できる。定格出力は単相交流200ボルト16アンペアで、家庭用の100ボルト電源に比べると倍速で充電できる。過電流や感電に対する保護機能も搭載する。
駐車場や公共施設といった公共の場所での運用を想定しており、30分単位で30〜270分まで設定可能なタイマー充電機能や不正利用を防ぐダイヤル錠などを装備している。課金管理や通信対応などの管理者向け機能も今後搭載する予定だ。
なお同充電スタンドは、経済産業省が募集したEVとPHVの本格普及に向けた実証実験のモデル事業「EV・pHVタウン」に選定された神奈川県横浜市では、設置費用補助の対象製品となっている。
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