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日経平均 | 9799.60円 | △107.80円 |
売買高 | 23億3906万株 | − |
日経平均先物 | 9790円 | △110円 |
売買代金 | 1兆5476億円 | − |
TOPIX | 885.69 | △14.06 |
値上がり銘柄 | 1253銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 436.09 | △14.73 |
値下がり銘柄 | 363銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1203.50円 | △5.81円 |
変わらず | 66銘柄 | − |
騰落レシオ | 68.57% | △2.52% |
米国株高を受けて非鉄株などが高く持高調整の買い戻しもあって大幅高
米国市場が商品高などを受けて連日の大幅高となったことから非鉄株などを中心に買い気配から始まり買い先行となりました。寄り付きの買いが一巡した後持高調整の売りなどもあって上げ幅を縮小する場面もありましたが、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が買い越しと伝えられたこともあってすぐに切り返し、節目と見られる9800円水準を目指す動きとなりました。さすがに9800円水準では上値も重く、上値の重さを嫌気する動きもあったのですが、売り急ぐ動きは限定されて、堅調な水準でのもみ合いとなりました。
後場も買い先行で始まり、いったん前場の高値を抜ける場面があったのですが、依然として上値の重さが嫌気する動きが続いて大幅高水準ながらも上値の重い展開で小動きとなりました。持高調整の銀行株や輸出株の買いに加え、商品市況が高いことから資源株や非鉄株が高く、指数を押し上げていました。食品株や医薬品株、電鉄株や電力株などのディフェンシブ銘柄は円高メリットや内需拡大政策が取りざたされることもなく、持高調整と見られるまとまった売りに押される展開となり、指数の足を引っ張る格好となりました。結局、最後は目先筋の見切り売りも若干見られ、節目と見られる9800円水準を抜け切れずに上値の重さを確認するような格好となりました。
小型銘柄も堅調なものが目立ちました。引き続き持高調整の買いが入っていると思われるような銘柄が指数を押し上げ、東証マザーズ指数、二部株指数は大幅高、日経ジャスダック平均も堅調となりました。先物も朝方からまとまった売り買いが散見されましたが依然として上げ下げ確信するような売り買いは見られず、方向感のない中で目先筋の売り買いが中心となっていました。
漸く米国株に反応するような格好となりましたが、中身を見てみると円高にも関わらず輸出株が買われて指数を押し上げるような格好となり、逆に電力株や食品株など円高メリットのありそうなところが軟調となっています。オプションSQ(特別清算指数)算出を控えて持高調整が行われているものと思われ、手仕舞い売りに押されてディフェンシブ銘柄が売られているものと思われます。持高調整が一巡して輸出株などに円高を嫌気する動きが出ればますます上値が重くなり、上値の重さを嫌気する動きも出てくるのではないかと思います。逆に、円高一服となれば、持高調整の売りに押されていたディフェンシブ銘柄などが買い直されて戻りを試す動きとなるのでしょう。
大幅高となりましたが、雲の節目を意識して上値が重くなりました。ストキャスティックスは底値圏にあり、割安感も出ており反発となってもおかしくはないのですが、RSIはまだ下落余地はあり、雲に上値を押さえられて、いったんもう一度下値を試す場面もあるのかもしれません。
下値の節目と見られる4月高値水準=5月安値水準=7月安値水準=850〜60の水準で下げ渋り反発となって来ました。ストキャスティックスもRSIも底値圏にあり、節目での底堅さも確認できたことから、戻りを試す動きとなって来るのではないかと思います。
下値を探る展開は続いています。1ドル=88円台に突っ込み底割れのように見えますが、まだ底値圏でのもみ合いの中と言う感じです。RSIやストキャスティックスが下落するところからは反発となって来るものと思います。
ディフェンシブ銘柄に軟調なものが目立つ
米国で金先物相場が最高値を更新したことから金鉱株の代表銘柄として同社に買い集まり、大幅高となりました。買戻しを急ぐ動きもあり、上げ幅を広げたものと思います。
昨日の大引け後に2009年3−8月期の連結決算を発表、赤字幅が事前の報道より大きかったことなどから業績回復が見えないということで売り直され、軟調となりました。
燃料電池で発電した電気の電圧を効率よく調整する装置を開発と新聞で報じられ、業績拡大を期待した買いが入り大幅高となりました。
寄り付き前に発表した業績上方修正を素直に好感して買い先行で始まったが持高調整の売りに押されて軟調となりました。材料出尽くしというよりは持高調整の売りに押されて上値が重く、目先筋の見切り売りも重なって軟調となったものと思います。
中東やアジアで大型工事を相次いで受注、受注残高が過去最高であった前年同期に迫る勢いであると新聞で報じられて業容拡大や受注目標の上方修正観測もあり堅調となりました。
割安感があるとして国内証券が投資判断を2段階引き上げ、目標株価も引き上げたことから買われ、大幅高となりました。持高調整の買戻しがハイテク銘柄全般に見られたことも株価を押し上げる要因となってものと思われます。
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