世界の夜明けはどこから始まる?投資4コマ漫画『カブ・ジェネレーション』

» 2009年11月21日 00時00分 公開
[雄山スズコBusiness Media 誠]

 →前回のお話「秋風が乙女の心に運んでくるもの」

 株は「安く買って高く売る」、これ基本ですよね。

 デイトレードでこれをやろうとすると、最初に安く買わないといけません。しかし、始値からすでに、昨日の終値よりもかなり上がっていたりすることがあります。その画面を見てしまっただけで、買う気がしぼんで、結局その日は何もせず撤退。取引時間中に、買値よりも上がっていく可能性もあるのですから、いきなり撤退することはないのですが、「安く買いたい!」という意気込みが強すぎて、不戦敗となった日が何度あったか……。

 アメリカのダウ平均は、翌日の日本の市場に大きい影響を与えます。ダウが上がると、東証もたいてい高く始まります。「じゃあ、ダウの終値を見て、日本市場が開く前に注文を入れればいいんだ!」と思っても、そう簡単にはうまくいきません。

 「アメリカ市場が日本に影響を与えるのなら、じゃあアメリカの市場に影響を与えるのはどこ?」「いや、むしろ世界で最初に市場が開くのは?」「世界で最初に夜が明けるのはどこ?」

 こんなことを考えながら、投資初心者の秋は深まっていきます。

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編集Hのつぶやき

日付変更線的にはニュージーランドのような気がします。


著者プロフィール:雄山スズコ

漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。投資歴5年。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)。日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載中。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら


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