円高ですね。2年ほど前に海外旅行に出かけて、その時1ドル124円でドルを購入しました。そのドルが、今や3分の2の価値に目減りしてしまったということになりますね。うっすら悲しいような気もしますが、紙幣そのものは何も変わらずきれいな1ドル紙幣のままなので、あまり実感がわきません。不思議なものです。
ほんの1年ほど前、1ドル90円台に突入した時には、ドルの外貨預金を始めようとする人が銀行に大勢訪れていました。その時の人々は今、かつてのドル預金を嘆いているのでしょうか。それとも新たにドルを買い増そうと動いているのでしょうか。後者の方がパワフルで前向きな生き方のように感じますが、「1ドル70円台もありうる」という識者の声もあるので、うかつには動けないでしょう。
というか、1ドル95円の時に買っちゃった米ドルMMFどうしよう……。半ば忘れかけていたのに、漫画を描いていて思い出しました。株のナンピン※と同様、外貨のナンピンも迷うばかりです。
今は米国の金利も低いので、あまりドル預金もお得に見えないですよね。
著者プロフィール:雄山スズコ
漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。投資歴5年。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)。日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載中。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。
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