大山ケーブルカーの駅は2008年10月に改名された。かつてはふもとが「追分」駅、途中駅が「不動前」駅、上の駅が「下社」駅だった。今の駅名はとても分かりやすいけれど、昔の駅名もいい雰囲気だ。ちなみに下社駅の由来は、この駅付近の神社が阿夫利神社の下社だから。阿夫利神社は大山の山頂に本社があって、ケーブルカーの駅付近に下社がある。下社から本社までは登山道で、所要時間の目安は90分とのこと。さすがにそこまでは遠慮申し上げて、下社でお参りして景色を楽しむとしよう。秋は下社の紅葉も見事だ。そして境内からは遠く相模湾を一望できる。江ノ島や鎌倉が見えるから、なるほど、源頼朝が信仰したわけであると納得。晴れて空気が澄んでいれば、東京の高層ビル群も見えるという。
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