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日経平均 | 10751.98円 | △0.72円 |
売買高 | 19億1253万株 | − |
日経平均先物 | 10670円 | ▼10円 |
売買代金 | 1兆1403億円 | − |
TOPIX | 938.91 | △2.53 |
値上がり銘柄 | 933銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 424.85 | △1.32 |
値下がり銘柄 | 573銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1233.31円 | △2.58円 |
変わらず | 168銘柄 | − |
騰落レシオ | 115.05% | △10.00% |
過熱感が強く手仕舞い売りや利益確定売りに押される場面もあったが底堅さを確認して堅調
週末の米国市場はまちまちとなりましたが、為替が円安傾向にあることや外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が大幅買い越しと伝えられたことから買い先行となりました。ただ、先週末は連日の大幅高となっていたことなどから、寄り付きの買いが一巡した後は利益確定売りや手仕舞い売りも嵩んで上値も重く、上値の重さが確認されると押し目での買いは入るものの、積極的に買い向かう動きもなく小幅に難著となって前場の取引を終えました。
後場に入ると寄付きから下げ幅を広げて始まりました。それでも寄付きからの売りが一巡すると下値を売り叩く動きもなく、いつもの事ながら方向感のない展開で小動きとなりました。銀行株などが堅調で値がさハイテク銘柄などに軟調なものが見られ、日経平均は前日の終値を挟んで方向感はなく、TOPIXは小幅高とまちまちの展開となりました。
小型銘柄も大きな動きはなく、主力銘柄ほど過熱感もないことから売り急ぐものもなく、東証マザーズ指数、日経ジャスダック平均共に小幅高で方向感に乏しい展開でした。先物もまとまった売り買いは少なく、まとまった売り買いに追随すする動きもほとんどなく、指数を大きく動かすこともありませんでした。目先的には過熱感があり最後まで買いあがれないものの、底堅さが確認されて売り切れず、目先的な動きに終始することになりました。
週が明けても過熱感もあく抜け感もなく、相変わらず方向感のない展開となりました。持高調整の売りがいつ出てくるのかという不安感や追加の金融緩和がなかったら売られてしまうのではないかと言う恐怖感に加え、米国や中国での金融引き締め、そして欧州の金融不安に対して懸念が根強く、買い切れず、逆に業績の回復がしっかりと見られることや外国人買いなどが期待されて売り急ぐこともないということなのでしょう。週末までまとまった売りが出なければ割安銘柄、出遅れ銘柄を中心に買い急ぐことになり、それまでは目先の材料に振らされながら、過熱感を気にしながら方向感のない展開となるのではないかと思います。
高値圏での陰線二つと言う形で「並び黒」と称されるような格好となりました(「首吊り足」二本という見方も出来そうです)。この形は上昇極面で出現すると「相場の転機=売りシグナル」とされますが、明日の寄付きが高ければ利益確定売りをこなし、今度は売り方の踏み上げが期待されそうです。明日の寄付きが安いと買戻しも一巡したということになり、調整となることになりそうです。いずれにしても目先的には移動平均線や基準線との乖離も大きく、RSIには上値余地もあるのですが、ストキャスティックスは高値圏からの調整を示しており、過熱感からいつ調整となってもおかしくはないところです。
寄付きから堅調となったことで、強含みの展開となりました。ただ、相変わらず「気迷い線」であることには変わらず、明日の寄り付きの高安で方向感が決まるかもしれません。ただ、基準線や移動平均線との乖離も大きく、転換線までの調整となってもおかしくはないところです。ストキャスティックスは高値圏からの調整となりそうですが、RSIは高値圏ながらも上値余地もあり、この水準から高いところでは上値を押さえられそうです。
引き続き雲の中で底堅い展開となっていますが上値も重い状況が続いています。RSIもストキャスティックスも今度は下げ足りないような感じでしたが、雲の下限を意識して底堅く、戻りを試す展開となっています。まだしばらくは雲の中での動きと見ておいていいのではないかと思います。
持高調整の売り買いが見られる
中国政府が2020年までに次世代送電網「スマートグリッド」を活用した電力供給体制の整備に約50兆円規模を投じる方向と新聞で報じられ、「スマートグリッド」関連銘柄が物色される中で、事業拡大を期待した買いが入り富士電機は大幅高、古河電工も4日続伸となりました。
バルチック海運指数が急騰していることに加え、2010年3月期に予想されている経常利益は確保できそうだとの社長のコメントが新聞で報じられたことから好感されて買われ、堅調となりました。
中国で発光ダイオード(LED)製造装置の現地生産を今秋にも始めると新聞で報じられ、政府の後押しもあって、中国での業績拡大期待から買われ、堅調となりました。
利益確定に売りに押されるハイテク銘柄が多い中で堅調となりました。特に特別な材料が出たわけでもないのですが、円安気味であることが好感されたことに加え、買戻しを急ぐ動きなどもあり、大きな上昇となる場面もありました。
目先的な過熱感が強いことに加え、為替の前提変更で収益が下振れするとして外資系証券が目標株価を引き下げ、売りがかさんで軟調となりました。チャート的にも上値を押さえられるところであり、利益確定売りや見切売りが嵩みました。
足元、主原料である鉄スクラップ価格が上昇しているのですが、建設用途の製品群の回復は鈍く、製品価格の値上げによる価格転嫁も遅れ気味であるとして大手証券が目標株価を引き下げたことが嫌気されて売られました買戻しもあり小動きとなりました。
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