オトコ同士でカフェに行ったり、映画を見たり――若者男性の“中性化”が増殖中(1/2 ページ)

» 2010年03月25日 12時34分 公開
[土肥義則,Business Media 誠]

 あなたは自分のニオイに気を遣っていますか? 20〜34歳(M1)の男性に聞いたところ「気を遣っている」と答えた人は65.1%と、35〜49歳の男性(M2:53.5%)よりも多いことが、M1・F1総研の調査で分かった。また「肌荒れするとちょっと気分が落ち込む」(M1:41.3%、M2:23.5%)、「着たい服のためにカロリーを気にしている」(M1:23.7%、M2:16.5%)など、M1は人から見て自分がどのように映るかを意識している様子がうかがえた。

(出典:M1・F1総研)

 このほか「女の子と話が合う」(M1:33.1%、M2:21.0%)や「男前と言われるより、カワイイと言われたい」(M1:20.5%、M2:13.5%)と、「M1は男らしく振舞うことにはこだわらず、飾らない素直な自分でいることを重視する傾向があるようだ」(M1・F1総研)としている。

若者男性が中性化傾向

 女性モノでも自分が気に入ったものであれば購入する、という人はどのくらいいるのだろうか。「女性モノでも購入する」としたM1は40.3%に対し、M2は30.0%。また「女性向け商品を使っている」というM1は46.2%、M2は38.0%と消費面でも若者男性の“中性化”がうかがえた。

 さらに「男同士でカフェでお茶をする」というM1は41.2%に対し、M2は30.0%。「男同士で映画を見ることができる」としたM1は31.6%、M2は12.5%だった。「女性同士でのお茶や映画鑑賞はよく見られる光景だが、男性も若い層では増えてきているようだ」(M1・M2総研)

(出典:M1・F1総研)
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