女児を持つ父親、「つい甘やかしてしまう」傾向に

» 2010年04月26日 12時15分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 5月5日はこどもの日。子どもを持つ父親は子育てについてどのように考えているのだろうか。

 ボーネルンドの調査によると、0歳〜6歳の子どもを持つ既婚男性に複数の子育ての悩みについて尋ねたところ、「子どもをつい甘やかしてしまう」悩みを持つ人が48.0%と最も多かった。特に女児を持つ父親は、男児を持つ父親より甘やかしてしまう割合が高いようだ。

 そのほかの悩みとしては、「子どもをついしかってしまう」(39.0%)、「子どものしつけの仕方が分からない」(30.0%)、「チチ友との付き合い方が分からない」(29.0%)、「ママ友との付き合い方が分からない」(27.3%)、「子どものしかり方が分からない」(25.3%)などが4分の1を超えた。

あなたのお子さまや育児に関する事柄として、以下のことはどのくらいあてはまりますか? (クリックで拡大、出典:ボーネルンド)

改正育児・介護休業法の施行で、育児休暇はとりやすくなる?

 6月30日から改正育児・介護休業法が施行され、「仕事と子育ての両立」が仕組みの上ではやりやすくなる。しかし、「改正育児・介護休業法施行で、あなたの勤務先では今よりも育児に時間をとれるようになりますか?」と聞くと、「もっととれるようになる(「もっととれるようになる。積極的に育児休暇を取得したい」+「もっととれるようになる。機会があれば育児休暇を取得したい」)」は45.1%と半数を下回った。

 育児休暇の取得意向を示さなかった人に理由を尋ねると、最も多かったのは「職場に育児休暇をとりにくい雰囲気がある」(51.8%)。以下、「仕事が忙しく、育児休暇をとる時間が取れない」(47.7%)、「育児は奥さんに任せたい」(11.4%)が続いた。ボーネルンドでは「実際に育児休暇の取得が促進されるかどうかは職場の雰囲気と繁忙状況がネックとなり、上司や同僚の理解と協力も必要と言える」とコメントしている。

 インターネットによる調査で、対象は0歳〜6歳の子どもを持つ既婚男性400人(男児を持つ父親177人、女児を持つ父親223人)。調査期間は4月上旬。

改正育児・介護休業法施行で、あなたの勤務先では今よりも育児に時間をとれるようになりますか? (クリックで拡大、出典:ボーネルンド)

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