ハイブリッドカーや電気自動車などのエコカーが注目されているが、運転のやり方を工夫することでも燃費をおさえることができる。普段から燃費を意識して運転している人はどのようなことをしているのだろうか。
ソニー損保の調査によると、月1回以上クルマを運転し、環境にやさしく無駄の少ない運転(エコドライブ)をいつも実践している人に「エコドライブを始めたきっかけ」を尋ねたところ、「ガソリン価格が高騰して」(63.0%)と「安全運転を意識していて」(62.2%)の2つが半数を超えた。そのほかには、「環境に対するニュースを見て」(32.6%)、「エコカーに興味を持って」(18.7%)などが挙がった。
男女別に見ると、「ガソリン価格が高騰して」の割合は女性(60.2%)より男性(65.8%)の方が高く、「安全運転を意識していて」の割合は男性(59.0%)より女性(65.4%)の方が高かった。年代別に見ると、「ガソリン価格が高騰して」(50代57.3%、40代60.5%、30代63.2%、10代・20代73.5%)や「エコカーに興味を持って」(50代11.3%、40代16.3%、30代18.9%、10代・20代30.2%)の割合は年代が下になるほど高くなっている。
具体的にどんな運転をしているのだろうか。「こだわっているエコドライブ方法」を聞くと、最も多かったのは「ふんわりアクセル/ゆっくり発進/急発進しない」で33.9%。以下、「急ブレーキをしない/早めのブレーキ/なるべくブレーキを踏まない」(14.2%)、「アイドリングストップ/停止時にニュートラルに入れる」(13.9%)、「アクセルワーク(アクセルを踏みすぎない/ふかさないなど)」(13.4%)が続いた。発進・停止時の工夫が上位に多くランクインしているようだ。
エコドライブをするために、ハード面ではどんなものが求められているのだろうか。「エコドライブをサポートするために欲しいシステムや装備」を尋ねると、トップは「自動的にアイドリングストップしてくれる」で54.2%。以下、「エンジン回転数を一定に保ってくれる」(50.9%)、「エンジンブレーキを最適に制御してくれる」(47.5%)、「エンジン制御でふんわりアクセルができる」(45.5%)、「タイヤ空気圧を監視してくれる」(45.4%)が続いた。
インターネットによる調査で、対象は月1回以上クルマを運転し、環境にやさしく無駄の少ない運転(エコドライブ)をいつも実践している1000人(男性500人、女性500人)。調査期間は4月13日から16日。
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