プリウスVS.インサイト、男女で好みに違い

» 2009年03月23日 12時11分 公開
[堀内彰宏,Business Media 誠]

 トヨタ自動車(トヨタ)のプリウスが独占していたハイブリッドカー市場だったが、2月に本田技研工業(ホンダ)のインサイトが参入、順調に販売台数を伸ばしている。消費者はプリウスとインサイトをどう評価しているのだろうか。

 ネットエイジアの調査によると、「ハイブリッドカーと聞いて連想する自動車メーカー名」を聞くと、トップは「トヨタ」で84.2%。以下、「ホンダ」(13.4%)、「日産」(1.6%)が続いた。男女別に見ると、男性は「トヨタ」が94.8%、「ホンダ」が3.6%だったのに対し、女性は「トヨタ」が73.6%、「ホンダ」が23.2%と異なっていた。

ハイブリッドカーと聞いて連想する自動車メーカー名(出典:ネットエイジア)

 「プリウスとインサイトのどちらが好みか」を尋ねたところ、「プリウス」は78.0%、「インサイト」は22.0%だった。男女別で見ると、男性は「プリウス」(99.6%)、「インサイト」(0.4%)と「プリウス」の支持率が圧倒的に高かったのに対して、女性では「プリウス」(56.4%)、「インサイト」(43.6%)と「インサイト」の支持率が比較的高かった。

プリウスとインサイトのどちらが好みか(出典:ネットエイジア)

 プリウスとインサイトのイメージをそれぞれ尋ねると、プリウスのイメージのトップは「自然環境にやさしい」で72.6%。以下、「燃費が良い」(66.6%)、「技術力の高い」(48.2%)、「安定感のある」(41.8%)、「音が小さい」(35.6%)が続いた。

 一方、インサイトのイメージのトップは「自然環境にやさしい」で56.4%。以下、「低価格である」(46.2%)、「燃費が良い」(45.4%)、「コストパフォーマンスの良い」(38.2%)、「技術力の高い」(25.4%)が続いた。インサイトは189万円(最低価格)という価格の安さを評価している人が多いようだ。

 携帯電話による調査で、対象は自分専用の自動車を保有している20代〜50代の男女500人(男性250人、女性250人)。調査期間は3月3日から5日。

プリウスとインサイトのイメージ(出典:ネットエイジア)

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