日本と南極を25往復した南極観測船「しらせ(初代)」が、船橋港で環境のシンボルとなった。
ウェザーニューズは、しらせを「環境のシンボル“SHIRASE”」として、艦番号「5002」にちなみ、5月2日から一般に公開した。乗船は無料(1日3回、予約制)で、申し込みは専用サイトから行う。30〜40分程度のガイドツアーのあとは、船内を自由に散策できる。
同社では、SHIRASEを地球環境・気候変動を考える場所とする。例えば、マルチメディア地球儀「触れる地球」、世界中の氷をモニタリングする「グローバルアイスセンター」、世界の揺れをモニタリングする「地象管制センター」などを艦内に置く。
また、基本的には、海上自衛隊から引き取った姿のまま保存するが、さまざまな観測装置を設置する。例えば、首都圏のゲリラ雷雨や突風を補足する「WITHレーダー」や、2010年に打ち上げを予定している「WNI衛星」からの情報をモニタリングし、評価する「WNI衛星センター」などだ。
SHIRASEの艦長にはウェザーニューズ副社長の宮部二郎氏が、副艦長には冒険家の三浦雄一郎氏が就任した。
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