株を始めるには元手が必要です。証券会社に口座を開いたら、運用資金を入金しないと始まりません。昔話の「わらしべ長者」なら1本のわらからスタートできますが、現代の株取引で必要なのはマネー、お金です。それはバーチャルトレードで3億円稼いだ期待の新人といえども変わりません。
株の最低投資金額は高い方を見るとキリがありませんが、安ければ数千円で買えるものもあります。そのため、新人ビジネスパーソンの初任給でも何の問題もないはずですが、やはり元手は多ければ多いほど夢は広がるもの。ある銘柄が1円上がった場合、100株持っているなら100円の利益にしかなりませんが、100万株持っていたら100万円の利益です。ああ、もううらやましいったら! もちろん、逆に下がった場合は当然損することになりますが……。
バーチャルトレードは最初にある程度まとまったお金があるという設定で始められます。しかし、バーチャル。うらやましいような、そうでもないような……。
信用取引口座も、30万円以上入金していないと作れない証券会社が多いようです。
著者プロフィール:雄山スズコ
漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。投資歴5年。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)。日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載中。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。
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