ソフトバンクのCMに出演するSMAPは、CMが決まった後、メンバー全員が携帯電話をソフトバンクモバイルに乗り換えたという。
また、かつて和田アキ子さんは、自身の出演する「アッコにおまかせ」の中で、CMに対する思いを次のように語っていた。
「例えば、自分がコンビニなどでお茶漬けを買うなら、(CMに出演させてもらっている)永谷園を買うのは当たり前だと思う。だってこんな私に期待してくれたスポンサーさまからお金を頂戴しているわけだから、普段の生活の中でも、その期待を裏切ることはあってはならないと思う」
この発言を聞いた時、私は「この人は、CMに出演するタレントの鏡。真のプロフェッショナルだ」と感じたことを今でもリアルに覚えている。
芸能人の数が多くなる一方で、企業CMの数は少なくなる時代。広告をプロデュースする立場の人間として、私はタレントのみなさまにお伝えしたい。
「これからの時代、CMに出演するタレントには、まさに企業の『広告塔』として、『社員の1人』になりきって、責任ある行動をすることが求められますよ」と。
CMに出演している時だけでなく、普段の行動、言動そのものが問われる時代になっているのだ。(小野寺洋)
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