エンドレスエイトのごとく続く山手線の旅も4周目。読むばかりではいかんということで、今度はパターンを変えて仕事をすることにする。「Evernote」に原稿を放り込んで、校正することにしたのだ。仕事人を演出するため、スーツに着替えるかどうか迷ったのだが、家まで戻るのがメンドウだったので、カジュアルな服装のままチャレンジ。
iPhoneのフリック入力とは違い、iPadではキーボード入力なので、普段ノートPCを使っているのと同じ感覚で作業できる。画面も広いので、原稿をチェックするのもかなりやりやすい。ただ、読みやすいのにも一長一短があり、機密文書をチェックする場合、周囲から丸見えなのが問題か。これはノートPCで仕事する場合でも同じなのだが、携帯電話のプライバシーフィルターのようなものがあるといいのかもしれない。
肝心のモテ具合だが、ここに来て隣に座った男性の数が女性の数を上回る(声をかけられるのはあきらめた)。スーツを着ていたらどうなったが興味深いところだ。
最終周は趣味でいこうということで、ゲームで遊ぶことにする。ただ、どのゲームを選択するかで運命は大きく分かれるはず。持ちアプリからどれが一番モテるか考えたのだが、「対局!!将棋」だったら中年男性が興味を示しそうだし、「ラブプラス iR」なら避けられてしまいそうな気がする。
フライトシミュレーター系がいいのではないかとも思ったのだが、筆者が選択したのは「Plants vs. Zombies HD」という、弾を撃つ植物を使ってゾンビを倒すというタワーディフェンス系のゲーム。ゾンビが出てくるゲームなので「女子には受けないだろうなあ」とは思ったのだが、前日にダウンロードしてはまっていたので、ついつい選んでしまった。
ゲーム自体はエンドレスモードでゾンビの猛攻を1時間耐え切ったものの、案の定というか適齢期の女子は隣に座らず。しかも、これまでと違い、隣の席が空くことが多くなる。複数の席が空いている場合、4周目までは筆者の隣は割と優先的に埋まっていたのだが、5周目は明らかに最後まで残されていた。これが試合に勝って、勝負に負けるということなのかもしれない……。
5時間、JR山手線でiPadを操作し続けて、バッテリー残量は30%ほど。本当はキリ良く10周しようと思っていたのだが、バッテリーがもたないので断念した。
やってみた結果としては、本やニュースを読んでいればそれなりに女子の反応は良いのではないかということ。ただ、東京では電車内であまり話さないのが普通なので、モテを狙うなら場所はマクドナルドやスターバックスの方がいいような気がした。
ただ、これだけ隣に女性が座ったにも関わらず、1回も話しかけられなかったのは、筆者がイケメンすぎて声がかけづらかったという可能性も否定はできない(肯定もできない)。
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