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日経平均 | 10067.15円 | △179.26円 |
売買高 | 17億2807万株 | − |
日経平均先物 | 10090円 | △250円 |
売買代金 | 1兆2482億円 | − |
TOPIX | 892.38 | △13.55 |
値上がり銘柄 | 1345銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 423.63 | △4.66 |
値下がり銘柄 | 209銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1272.48円 | △6.87円 |
変わらず | 116銘柄 | − |
騰落レシオ | 88.57% | △5.32% |
外部環境の好転から買い先行、節目を抜けて大幅高
欧州金融不安や金融規制強化懸念が薄れたことから米国株高、ユーロ高を受けて信用収縮が一段落、米国株も大幅高となったことから、日本市場も買い先行、大幅高の始まりとなりました。節目と見られる9800円〜900円水準を抜け、10000円台での始まりとなったこともあり、寄り付きの買いが一巡した後も値持ちの良い展開となりました。達成感や上値の重さを嫌気するような動きもほとんどなく、方向感はなく小動きでしたがしっかりと値を保つ展開でした。外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)も買い越しとされたのですが、金額ベースでは売り越しとされたことで材料視はされず、大幅高ながらも方向感のない展開でした。
後場に入ると値持ちの良さもあって買戻しを急ぐ動きから一段高となる場面もありました。ただ、昨日までの大幅高に加えさらに大幅高となっていることでさすがに利益確定売りも嵩み、上げ幅を縮小する展開で再び大幅高ながらも方向感のない展開となりました。節目と見られる水準を抜けたことで、底入れ感も強まり、売りが手控えられるような面もあったものと思います。大幅高という割りには売買高も大きく膨らむこともなく、今一つ盛り上がりに欠ける展開となりました。
小型銘柄は堅調とはなったものの、主力銘柄が買戻しや先物の買いなどを交えて大幅高となるなかで、指数の上値は重くなりました。値動きの良い銘柄などにはしっかりと買いが入るのですが見切売りに押されるものもあり、指数の上値も限定的となっていました。東証マザーズ指数はかろうじて大幅高となったのですが、日経ジャスダック平均は堅調というに止まりました。先物は散発的にまとまった売り買いが見られ、指数を上げ下げする場面もあったのですが、総じて見るとまとまった売り買いも少なく、指数を大きくい方向付けるようなこともなく、目先筋中心の展開でした。
9800円〜900円水準をしっかりと抜け、10000円をも一気に抜けて来ました。5月27日と6月9日の安値で「ダブルボトム」という形になり、10000円をつけたことで5月20日と21日空けた「窓」を埋めたことで達成感が出ても9800円〜900円水準では底堅くなって来るものと思います。日経平均の指数だけではなく、「戻り高値」を抜けた銘柄が多くなれば、それだけで買い方の回転が効くことになり、次の節目である10200円前後を目指し、10000円台を固めるような動きになれば、10500円から600円水準の節目を目指すことになるのでしょう。
一気に基準線を抜けて来ました。5月に下落過程で空けた「窓」も埋めて達成感が出ているところで、ストキャスティックスも高値圏にあり、いったん上値も重くなるかもしれません。基準線のサポートを確認するように底堅いながらも上値の重い展開となる可能性もありそうですが、RSIはまだ上値余地もあり、上昇が続いているので、強含みの展開は続くものと思われます。昨日の「上放れ並び赤」という形で上昇し、「ダブルボトム」は確認されたものと思われ、抜けてきた節目=「ネックライン」である9800円〜900円水準では底堅さが見られるものと思います。
日経平均は「底入れ確認」となったのですが、基準線に上値を押さえられ、6月4日の戻り高値を抜けきらず、も一段上昇となるまで、底入れ確認とはいかないのかもしれません。ただ、ストキャスティックスは高値圏ながらも上値余地があり上昇が続き、RSIも上昇が続いていることから、早晩、底入れ確認となるものと思われます。
雲の薄いところでサポートされて底堅さは見られるのですが方向感のない展開となっています。RSIもストキャスティックスも中途半端な位置で方向感のない展開となっていますが、底堅い印象です。雲の薄い状況は続き、RSIやストキャスティックスもこの水準から上がれば過熱感が強まり、下がれば売られすぎ感も出てくるという状況であり、細い雲を挟んでの小動きが続くものと思われます。
ユーロ安や米国株高を受けてほぼ全面高
2010年3−5月期の営業利益が前年同期比16%増となったようだと新聞で報じられたことから、2007年3−5月期の営業最高益に迫る水準ということで好業績を好感した買いが入り堅調となりました。
総じて堅調となるなかで、これまでの株価下落は2011年3月期業績の会社計画の未達や2012年3月期の大幅な減益を織り込んだとして外資系証券が投資判断を引き上げたことから、買われ大幅高となりました。
特に材料が出たわけでもないのですが、ほぼ全面高となる中で軟調となりました。昨日までの既に大きく上昇となっていたことで、手仕舞い売りや乗り換え売りに押されたものと思います。
ほぼ全面高となる中で大幅下落となりました。昨日、公募増資などでの資金調達を発表、最大で現在の発行済み株式数の4%に相当する新株を発行するとされたことから、株式価値の希薄化を嫌気した売りに押されました。
昨日の引け後に2010年10月期の連結純利益が前期の2.8倍になると従来予想から上方修正されたことが素直に好感されて買われ、大幅高となりました。
NTTドコモ(9437)は大都市にある約1000カ所の基地局にLTE(次世代携帯サービス)対応の設備を設けると新聞で報道され、通信用計測器メーカーである同社製品の需要が増えるのではないかとの思惑で買われ、大幅高となりました。
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