有限会社ペーパーカンパニー、株式会社キナックスホールディングスの代表取締役社長。昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。
「新・都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン]」というWebサイトが面白い。お暇なときに、閲覧されることをお薦めしたい。
中でも興味深いデータが「殺人事件被害者数ランキング」である。人口動態調査の死因分類の「他殺」という項目を抜き出し、1998年から2007年までの10年間を整理して、都道府県別の他殺率を算出して図表にしているのだ。
1998年から2007年までの10年間での殺人事件被害者は、全国合わせて6765人。1998年に793人だったものが、2007年には509人に減っている。報道から日々流れる殺人事件のニュースで得ている体感値とは少し違う。日本は、確実に殺人事件による被害者が減少しているのだ。
その殺人事件被害者数を、人口10万人あたりで算出したのが「他殺率」で、それを47都道府県別にランキングした図表を見ると、殺人事件に巻き込まれやすい上位5県は以下の通り。
1位 大阪府→0.791人
2位 沖縄県→0.771人
3位 香川県→0.741人
4位 福岡県→0.707人
5位 栃木県→0.650人
全体に西高東低の傾向がある。逆に殺人事件が滅多に起こらない下位の都道府県は、以下の通り。
43位 鳥取県→0.362人
44位 長野県→0.360人
45位 福井県→0.353人
46位 富山県→0.351人
47位 石川県→0.290人
大阪府の住民は、石川県の住民の約2.7倍他殺される率が高いことになっている。そして、下位の3県を注目していただきたい。北陸3県が、仲良く並んでいるのだ。
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