国内の宿泊旅行は誰と行きますか?

» 2010年07月22日 12時16分 公開
[岡田大助,ITmedia]

 国内の宿泊旅行は誰と行きますか? 2009年度に国内での宿泊旅行(出張や帰省、修学旅行を除く)に出かけた20歳代から70歳代の男女に聞いたところ、「夫婦二人での旅行」が24.3%で1位だった。「じゃらん宿泊旅行調査2010(PDF)」による。

 2位には「友人との旅行」(15.2%)が入り、3位には「一人旅」(12.9%)が入った。2009年度調査で「小学生以下の子連れ旅行」の比率を抜いた「一人旅」は、5年連続で増加傾向にある。

じゃらん宿泊旅行調査2010 宿泊旅行の同行形態(出典:リクルート)

不況のため旅行にかける費用が過去最低に

 また、1回の宿泊旅行にかかる費用(大人1人あたり)を尋ねたところ、2009年度より3300円減少の4万7300円だった。その内訳は、「宿泊・交通」が3万300円(前年比2500円減)、「現地小遣い」が1万7000円(同800円減)となった。同調査では「費用総額は約7.7兆円と調査開始以来、過去最低。不況を背景に『安・近』の旅行へシフトしたことがうかがえる」と分析している。

じゃらん宿泊旅行調査2010 1回の宿泊旅行にかかる費用(大人1人あたり)(出典:リクルート)

 さらに、国内宿泊旅行に対する社会的な出来事の影響について問うと、プラスの影響が大きかったのは「高速道路料金のETC休日特別割引制度(高速1000円化)」(40.6%)、「シルバーウィーク」(21.3%)、「定額給付金の給付」(15.2%)という結果に。ただし、これらについて「ほとんど影響がなかった」という回答も、順に51.2%、67.3%、79.0%あった。

じゃらん宿泊旅行調査2010 国内宿泊旅行に対する社会的な出来事の影響(出典:リクルート)

 インターネットによる調査で、1次調査では全国の20〜79歳の男女から回収した7万件の回答から都道府県別に割付を行い2万件を抽出した。調査期間は4月2日から10日まで。また、2次調査では、1次調査において2009年度1年間に国内宿泊旅行をしたと回答した1万3855人(うち、60歳以上の家族と同居している家族モニター94件)から回答を得た。調査期間は4月7日から17日まで。

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