大幅下落の反動から底堅い展開を期待
中小型の液晶ディスプレー事業で包括提携した。現状の資本関係を維持した状態で、高機能な液晶パネルの開発、供給で連携を強化する。
傘下のKDDI研究所が写真や映像を高速転送できる赤外線通信システムを開発した。理論上は現在携帯電話に搭載されているシステムの約250倍の速さで、30分の携帯用映像なら1秒以下で転送できる。
インドネシア沖のガス田の権益の15%を取得した。権益の50%を持ち、現在生産中の油ガス田までパイプラインでつなぎ、2013年の生産を目指す。主に液化天然ガス(LNG)として出荷する。
傘下の三菱化学はリチウムイオン2次電池の主要原料である負極材を中国で生産する。電気自動車など環境車向けの需要拡大をにらんで原料からの一貫体制を整え、日本や中国の電池メーカー向けに販売する。
ソニーはCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーを富士通に生産委託する。CMOSセンサーは市場が急拡大しており、価格競争も激しいが、海外のファウンドリー(半導体生産委託会社)に委託すると先端技術流出の懸念があると判断し、直接競合しない国内勢の連携で、低コストの生産体制を整える。
トヨタは2011年以降三洋電機からハイブリッド車(HV)向けのリチウムイオン電池を調達する。現在、パナソニック(6752)との合弁でHV用のニッケル水素電池を生産しているが、2011年末から市販を始めるプラグインハイブリッド車(PHV)にもリチウムイオン電池を搭載するため、HV、PHV、電機自動車(EV)向けのリチウム電池を確保する。(読売)
売り 1380万株
買い 1410万株
(金額ベースも買い越し)
慶應義塾大学法学部卒。1983年に大和證券に入社、以来、マネックス証券などを経て現在リテラ・クレア証券で相場情報などに携わっている。営業やディーラーの経験を基に、より実戦に近い形でのテクニカル分析、市場分析に精通している。日本証券アナリスト協会検定会員、日本テクニカル協会会員。著書に『江戸の賢人に学ぶ相場の「極意」 』 (パンローリング)、『儲かる株価チャート集中セミナー』(ナツメ社)。清水洋介の「株式投資の羅針盤」
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