OCEANUSユーザーだけの東京湾クルーズ「OCEANUS PREMIUM PARTY 2011」に行ってみた(2/2 ページ)

» 2011年02月21日 08時00分 公開
[岡田大助,Business Media 誠]
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山と木と海と……こういう感じ――渡辺俊美、OCEANUSを語る

 OCEANUS PREMIUM PARTY 2011開演前に、TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美氏にインタビューをする機会を得た。同氏の左手には、いつも「OCEANUS OCW-S1400」、いわゆるMantaがあるという。

 当日もネパールで見つけたという赤いブレスレッド、アフリカで入手したというアースカラーのアクセサリーとともにオシアナスが。「山と木と海と……こういう感じ」と、どことなくくだけた雰囲気のオシャレに魅せられた。

――腕時計がお好きだと聞きました

OCEANUS 渡辺俊美氏

 腕時計との付き合いは、高校入学の時に親戚のおじさんからカシオの腕時計をもらったのが始まりです。時計をすると「大人になったな」という実感がわきましたね。それまでは、時間なんて気にせずに遊びまくっていたんだけど、待ち合わせとか「大人は時間で動くんだな」と。

 自分で店を始めてから※は、海外ブランドの買い付けにいくこともあり、時代もバブリーだったということもあって、自分で選んだ腕時計はフランク・ミューラーの「カサブランカ」でした。ちょっと小さめなのですが、僕はギターを弾くので軽い腕時計がよかった。でもこれは、スーツを着たりとか、冠婚葬祭用。

※1984年にサングラス、帽子、雑貨、レコードなどを扱うアパレルショップ「セルロイド」をラフォーレ原宿に出店した。
OCEANUS

 普段は、オメガのスピードマスターを着けていました。黒ではなくて、限定版の赤を。それから、アンティーク時計のコレクションもありました。だいたい酔っ払って人にあげちゃったり……。もちろん、高価なものではないんです。安くてかわいいものです。

 スピードマスターは、ショップで新しくデザイナーになる子に、はげみになると思ってあげちゃったんです。金額というよりも、自分が身に着けていたものをあげるということに意味があると思っています。その人は、いまでもスピードマスターを着けていますね。

 その後、携帯電話の普及にともなって、腕時計から離れていく時期がありました。洋服屋を若手に譲って、音楽家として専念し始めたころから、腕時計をもう一度身に着けるようになりましたね。原点に戻るというか、「G-SHOCKってやっぱりいいなあ」と。

――オシアナスとの出会いは?

 2年ほど前に、「やっぱり軽い腕時計がいいなあ」と思っていたら、スチャダラパーがカシオさんの腕時計をしていまして。それで、オシアナスのS1400に出会ったんですね。ライブでも、これですね。何より、軽いっていうのがいいんですよ。G-SHOCKよりも軽いかもしれない。

 普段は、着けているということを忘れる軽さです。でも、ライブとかでギターを弾いているときに、「あ、俺、してるよ」と思ったりね。ライブ後に、バンドがゆるくなっているのを見て「俺、やせたなあ」とか(笑)。もう人にはぜったいにあげませんね。バックルに名前も刻印してますし。

OCEANUSOCEANUS

――CMソング「BlueBeat」について

 お話がきたときはすごく嬉しかった。作曲するのは伊藤陽一郎くんだと聞いていたので、面白い曲になるだろうなと思ってました。だから、何秒間かのCMの世界でどれだけオシアナスの世界観を表現できるかなと。自分のイロを出すのではなくて、実際に腕時計のサンプルを見せてもらってイメージしたり、声も2重録音で雰囲気を出してみたり。

 インターナショナルな感じの曲になったと思います。“和”ではなくて、どこの国でも大丈夫みたいな。全編英語歌詞ということだけじゃなくて、全体的な雰囲気です。

――最後に誠Style読者へのメッセージをお願いします

 僕らの世界(音楽)っていうのは、点数がない世界です。正解があるようで、ないような世界です。でも、これは音楽だけの話ではなくて、ビジネスパーソンの仕事の世界でも100点というのはないと思います。「一所懸命やる」ということが、いろいろなものにつながると思います。それは、若かろうが、年配だろうが、定年後だろうが関係ない。

 「一日が一生」だと思って、時を刻んでください。それを意識するのと、しないのでは違ってくると思います。そういうことの積み重ねです。

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