スマートフォンが急速に普及しつつあるが、ビジネスパーソンはどのように使っているのだろうか。なぜその機種を選んだのかを聞いたところ、iPhoneユーザーは「アプリの豊富さ」(59.7%)、「操作のしやすさ」(36.5%)、「使いたいアプリが利用できる」(33.1%)などエンターテインメント性を重視する人が目立った。一方、Androidユーザーは「画面のサイズ」(28.4%)、「おサイフケータイ」(24.6%)、「新機能(最新機種)」(23.0%)といった実用性を重視する人が多いことが、M1・F1総研の調査で分かった。
利用しているスマートフォンの不満点を聞いたところ、iPhoneユーザーからは「圏外になりやすい」(56.4%)、「サイトの接続スピードが遅い」(27.1%)、「電話が途切れやすい」(22.7%)とインフラ面の不満が多かった。Androidユーザーは「操作がしにくい」「料金プランが悪い」(いずれも20.2%)、などの回答が目立った。また「バッテリーの持ち時間」(iPhone:43.6%、Android:66.1%)はいずれのユーザーからも不満の声が多い。「こういった『電波のつながりやすさ』『バッテリーの持ちの良さ』を解決した端末が登場すると、より多くのビジネスパーソンに選ばれるかもしれない」(M1・F1総研)
ビジネスツールとして、スマートフォンをどのように使っているのだろうか。iPhoneでは75.1%、Androidでは66.9%が「仕事上でスマートフォンを使っている」と回答。具体的な利用方法を見てみると、全体では「インターネットの閲覧」(49.5%)と答えた人がトップ。このほか「メール」(47.8%)、「通話」(44.9%)などが上位に来ており、従来の携帯電話と同じような使い方をしているようだ。
仕事上で便利だと思うことは「通常のインターネットサイトが閲覧可能」が共通して挙げられたほか、iPhoneでは「情報収集の手早さ」(53.7%)、「地図画面が大きく見やすい」(52.2%)、Androidでは「大画面で資料が文書が読める」(46.1%)と答えた人が多かった。
プライベートで便利なことは「音楽やゲームなどのコンテンツが充実している」(iPhone:39.5%、Android:19.9%)、「1台で音楽プレイヤーなどの役割をかねることができる」(iPhone:49.7%、Android:19.3%)と、iPhoneユーザーの方がAndroidユーザーよりも便利さを感じている人が多い。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PRアクセスランキング