ここで考えたいのは、5の「頼りになるのは自分だけ」だ。このことを口にする人はいるが、1〜4までのプロセスを踏まえていないと、ただのスローガンになってしまいかねない。1〜4までを自分の血となり肉としているならば、力むことなく「頼りになるのは、自分だけ」と思えるものだ。
経験論で言えば、こういう悟りの境地に達した社員は上司から愛される可能性が低い。観察していると、1〜5までを理解し、行動に移す人は独立するケースが目立つ。だから、会社に残ろうとするならば時には「上司がすべてです」と露骨に甘えることも必要だろう。もちろん、これは演出であり、本音でなくとも構わない。会社員は職場という舞台で演じる俳優だ。このくらいのしたたかさがないといけない。これこそ、“賢い犬”なのだ。
あなたは、上司に心を奪われていないか。
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