コラム
» 2011年09月26日 07時00分 公開

杉山淳一の+R Style:第53鉄 電車を撮る、グッズを買う――秋の楽しみ、車両基地見学攻略ガイド (5/8)

[杉山淳一,Business Media 誠]

工場見学、車体吊り上げ日本一はココ!

 車両研修工場を備えた車両基地では、工場内部も惜しげなく公開してくれる。こちらは少々マニアックで、車両の床下に搭載される部品やパンタグラフ、台車などの展示が多い。展示内容が地味なので、実は見学者も少なく穴場といえる。

 そんな車両工場で最も派手なイベントが「車体クレーンの実演」だ。車体と台車のそれぞれを分解整備するために、車体をクレーンで引き上げる。それを間近で見られる。

 車体クレーンは各社の検査方法によって規模が異なる。私が見た中で最もダイナミックなクレーンは、新潟県のJR新津車両工場だ。ここは車体検査だけではなく、車両製造も行っているため、とても広く設備が大きい。工場内で製造中の未塗装の車体が高く吊り上げられて、次の工程まで大移動する。その様子は下からだけではなく、2階のデッキからも見学できる。他にも車体を平行移動するトラバーサーに載せてくれたりと大サービス。見学会というより、移動遊園地のような催しになっている。東京から新幹線に乗ってでも見にいく価値があると思う。

 同じJRでも尾久車両センターのクレーンは台車外しの最低限の高さにとどまる。関東では東武鉄道の南栗橋車両管区と、東京メトロ綾瀬車両基地のクレーンが大きめだ。工場見学をする場合、電車の扉開閉や車掌マイク体験などをしたい場合は早めに行って並んだほうがいい。見学するだけなら、のんびり午後から入場したほうが空いているようだ。

車体クレーン実演(東武鉄道南栗橋車両管区)
車体クレーン実演(東京メトロ綾瀬車両基地)
車体クレーン実演(JR東日本新津車両工場)
トラバーサー体験(JR東日本新津車両工場)

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