コラム
» 2011年09月26日 07時00分 公開

杉山淳一の+R Style:第53鉄 電車を撮る、グッズを買う――秋の楽しみ、車両基地見学攻略ガイド (6/8)

[杉山淳一,Business Media 誠]

グッズ販売は他社出店を狙おう

物販コーナーが充実する小田急海老名検車区。鉄道関係以外にも箱根の足湯など観光出店が楽しい

 車両基地見学会の認知度が高まり、参加者が増えてきたため、年々グッズ販売の行列は長くなる一方だ。2010年秋に東京メトロ綾瀬車両基地では、東京メトログッズコーナーが長蛇の列だった。同イベントはJRのイベントとタイアップしたスタンプラリーも開催されたため、例年より参加者が増えたようだ。東京メトロが新型のアラームクロックを限定発売したこともあって、グッズへの関心が高まったと言える。しかしよく見ると長い行列は東京メトロコーナーだけ。協賛出展していた他の鉄道会社のコーナーは比較的空いていた。

 一方、同じ年に南栗橋で開催された東武ファンフェスタでは、東武鉄道グッズに長い行列ができ、東京メトロのブースは空いていた。人気商品の車内掲示用の路線図も並ばずに買えた。東武ファンが集まるイベントで東武のグッズに行列ができ、東京メトロファンが集まるイベントで東京メトロのグッズに行列ができる。これはアタリマエのことなのだ。このことから、「ほしいグッズを並ばずに買うなら、他社の車両展示会の出張ブースが狙い目」だと思う。ただし、出張ブースで販売する場合は数量が少なめのようだから、グッズを狙うなら早めに会場へ行こう。首都圏の車両基地公開イベントの場合、たいていは開場時間までに長蛇の列ができている。

筆者がなんとなく集めているグッズが車内掲示用路線図。左側が京急、右側が東京メトロ。中古なら1枚100円〜、新品でも500円前後で購入できる。安くて実用的なアイテム(?)なので一家に1枚常備しては?

地方私鉄のイベントはアットホーム

 大手私鉄やJRの車両基地は大規模で、公開イベントの来場者も多い。一方、地方私鉄の車両基地公開はこぢんまりとアット・ホームな雰囲気だ。規模が小さいのですぐに見学も終わってしまうけれど、こちらも貴重な車両に出会えるチャンス。観光旅行の訪問先に加える価値はある。

 黒部峡谷鉄道では、凸型電気機関車や保線用電車を公開していた。20〜30人のグループ毎に、約30分の入れ替え制となっていたけれど、車両数が少ないからそれでも充分。うれしいことにどの車両も運転席や車室に入れた。

黒部峡谷鉄道の事業用車両(宇奈月駅構内、2010年10月撮影)

 福井鉄道には珍しい「電動貨車」がある。外観は貨車だけど、ちゃんと運転台がありパンタグラフもある。ただし内部の半分以上は機会が占めており、実際には機関車として使われる機会のほうが多かったらしい。こういう変わり種車両はまだまだありそうで、全国の車両基地を訪ねてみたいと思う。

福井鉄道に所属するユニークな機関車たち(北府駅構内、2009年10月撮影)

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