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» 2011年10月19日 08時00分 公開

“カレー界のなぎら健壱”を目指しています――「カレー」キュレーター 飯塚敦突撃! となりの専門家 第5回(2/2 ページ)

[畑菜穂子,Business Media 誠]
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キュレーターと“DJ”の共通点

Business Media 誠 飯塚さんは、普段どのような方法で情報収集をされていますか。

飯塚 食べ歩きに関して言うと、事前リサーチをせずに現場に行ってしまうことが多いですね。例えば、武蔵小金井に用事があったら、ついでに駅周辺をぶらぶら歩き回り、気になる店があったら入ってみる。たくさん食べ歩きをしてきたおかげで、店先の看板や張り紙、盛り塩など店のたたずまいから“いい店”がなんとなく分かるようになりました。

Business Media 誠 “ハズレ”を引くことはほとんどない?

飯塚 いや、ありますよ(笑)。でも、ダメだったお店はブログに書かずにそっとしておきます。すると、不思議なもので大体3カ月もたつと閉店している。飲食の世界は本当にシビア。とくに食にこだわりがない人でも、客をないがしろにしたり、手抜きをしているような店は分かっちゃう。ごまかしが効かないんです。

Business Media 誠 ONETOPIの情報はどのように探していますか。

飯塚 カレ―に関する情報を可能な限り網羅したいので、カレ―店やカレー好き人がやっているブログやTwitter、ニュースサイト、各社のプレスリリースに随時目を通しています。また、どうしてもお店情報が東京に集中しがちなので地方新聞のサイトなどで参考にしながら、できるだけ全国の情報をとりあげるように心がけています。

Business Media 誠 ONETOPIの中でも「カレー」は情報の流量が多いトピックとして知られています。

飯塚 キュレーター同士のやりとりでも「12時直前のアップ攻勢がすごい」とよく言われます。昼時はランチ情報をツイートする店が多いので、できるだけ紹介するようにしています。ただ、手動だけだと流せる情報の数に限界がある。そこで、カレ―にまつわるコンテンツやブログの記事をあらかじめピックアップしておいて、深夜帯に流れるよう予約投稿しておくといったこともしています。

Business Media 誠 番組構成をしているみたいですね。

飯塚 情報を拾い集め、コメントを加えるなど自分なりに加工し、発信するという作業はラジオのDJとよく似ています。マニアックな情報を流したい気持ちもあるけれど、ジャンルが偏りすぎると読者の幅を狭めてしまう。かといって、“広く浅く”ではカレ―好きの読者が物足りなさを感じるかもしれない。このあたりのさじ加減がキュレーターの腕の見せどころであり、面白さでもあります。

Business Media 誠 読者からの反応など手ごたえはいかがですか。

飯塚 「あの店、まだやってたんですね!」「知らなかった。教えてくれてありがとう」などといったコメントをもらうと、とてもうれしいです。役に立てたという実感があり、やりがいも感じる。それだけで価値がある情報もあるとは思うけれど、僕は“血が通っている”という点にこだわりたい。かつ「カレ―に興味がある人はONETOPIだけチェックしていれば事足りる!」というくらい、徹底的に情報を網羅していきたいですね。

ONETOPI「カレ―」キュレーター:飯塚敦(いいづか・あつし)

東京下町生まれ。2005年よりブログ「カレ―ですよ。」をスタート。2009年、インドの土釜を自作する「ポータブルタンドールプロジェクト」を立ち上げる。水野仁輔氏より「東京カリ〜番長臨時タンドール主任」の称号を得てカリ〜番長イベントに臨時参加多数。大のガジェット好きでもありiPhonegrapher、ビデオブロガーとしても活躍。著書に「iPhone x Movieスタイル」(技術評論社)。よく見るONETOPIは「石神井」。

ONETOPI「カレー」:@wireless_1tp 


ONETOPIとは?

「情報通を友達に 知りたいことをシンプルに」をキーワードに、特定のトピックに詳しい「キュレーター」が、広大なネットの情報から重要なものだけをタイムリーにお届けするメディア。2009年からスタートし、現在110を超えるトピックを用意。iPhone、Android向けアプリもリリースしています。

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