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» 2011年10月27日 12時09分 公開

震災後、価値観はどう変わった? 鈴木謙介さんが語る(2/4 ページ)

[土肥義則,Business Media 誠]

モノより心

 他人への支援についてはどのように考えている人が多いのだろうか。支援に対する考え方を聞いたところ、金銭的な価値よりも、その支援に対する明確な目的を持つことや気持ちを込めていることを重視する傾向が明らかに。また子どもの教育に関する考え方についても、偏差値や社会でのポジションよりも、他者への思いやり、社会への配慮、周囲との交友関係を重視する結果となった。

 女性はパートナー(配偶者や恋人)にどのようなことを求めているのだろうか。自分の信念を貫くリーダーシップがある男性よりも、他人への気遣いができ、協調性を保つ男性が好まれることが分かった。特に独身女性は「異性のパートナーだけでなく、他人への気遣い・思いやりができること」(73.6%)、「協調性が高く、他人の存在・意思を尊重できること」(59.9%)と答えた人は半数を超えており、社会性の高さを感じる男性を好む声が目立った。

 「阪神・淡路大震災のときには『ボランティア元年』と呼ばれた。しかし震災後、1〜2カ月後にはボランティの参加人数がかなり減少した。一方、東日本大震災が発生した直後は『素人が現地に行っても、迷惑になるだけだ』といった声があり、ボランティア抑制の動きが働いた。そのため震災直後にボランティアに参加する人はなかなか増えなかったが、6カ月以上経過した今でもボランティアの数はそれほど減少していない。

 調査結果をみても『他人に貢献=たくさんのお金を出す』といったことになっていない。全体的に“寄付から行動へ”といった変化が出ているのではないだろうか」とし、鈴木氏は2つめのキーワードとして「モノより心」を挙げた。

社会性の高さを感じる男性を望む声が多い(クリックして拡大)

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