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日経平均 | 8655.51円 | ▼111.58円 |
売買高 | 18億4598万株 | − |
売買代金 | 1兆0124億0800万円 | − |
値上がり銘柄 | 182銘柄 | − |
値下がり銘柄 | 1429銘柄 | − |
騰落レシオ | 80.09% | ▼4.54% |
米国株高にもかかわらず、円高や欧州金融不安を嫌気して上値が重く、損失隠しなどを嫌気して売られるものもあり、大幅下落
米国株は堅調となったのですが、円高気味ということや依然として欧州金融不安も根強いことなどから売り先行となりました。ただ、寄り付きの売りが一巡となったあとは決算動向に反応する動きはみられたものの、大きく方向感を示すような動きも無く方向感に乏しい展開となりました。外国人売買動向(市場筋推計、外資系9社ベース)も引き続き株数は買い越し、金額は売り越しと伝えられたこともあり、偏りもないことから、手掛かりにもならず、決算動向に個別に反応する動きはあっても指数に変化はみられず軟調なままの推移となりました。
後場に入るとさらに売り直されて大幅安となりました。オリンパス(7733)の損失先送り問題が大きく取りざたされ、不祥事を嫌気する売りが嵩んで大幅安となりました。若干ユーロが軟調となったこともハイテク銘柄などの手仕舞い売りや見切売りを加速させ、タイの洪水被害の影響で業績を下方修正する銘柄などもあって買いも見送られ、下げ幅拡大となりました。欧州金融不安ばかりでなく、国内での企業の不祥事などの飛び火を嫌気して手仕舞いを急ぐ動きもあったものと思います。
小型銘柄も見切売りが嵩み軟調となるものが目立ちました。インターネット関連銘柄の一角は堅調、大幅高となるものも見られたのですが総じて見切売りが嵩み、東証マザーズ指数やジャスダックTOP20は大幅下落、日経ジャスダック平均や二部株指数も軟調となりました。先物はまとまった売り買いは午前中はほとんどみられなかったのですが、午後になってから散発的に見られ、指数を戻すあるいは下押す場面もみられました。ただ、大きく方向付けるような追随する動きはみられず、あくまでも目先の売り買いという感じでした。
企業決算が続々と発表されるなかでもやはり、円高の影響やタイの洪水の影響が多くみられるようになってきました。為替の影響が少ない銘柄などもあるのですが、円高がどこで止まるのかはっきりとしないうちは、タイの洪水被害の状況やいつまで続くのかがはっきりとしないうちは積極的に買い上がり難いということでしょう。今後も為替動向などに振らされる展開が続くのだと思います。
基準線は割り込んだもののかろうじて雲の下限にサポートされました。遅行線も日々線にサポートされて底堅く、RSIは方向感はないもののストキャスティックスは底値圏にあり、底堅い展開は続くのだと思います。雲の下限にサポートされながら調整が続きそうです。
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