睡眠不足で悩みながらも、特に対策をとっていない“かくれ不眠者”はどのような特徴があるのだろうか。睡眠改善委員会の調査によると、かくれ不眠者は美容・おしゃれなどの「身だしなみ」に対する意識や行動が、快眠者よりも低いことが分かった。
例えば「外出のためにおしゃれをするのが億劫になってきた」という快眠者は15.1%に対し、かくれ不眠者は24.2%。このほか「自分の身なりに関心がなくなってきた」(快眠:12.2%、かくれ:18.9%)、「鏡をあまり見なくなった」(快眠:7.7%、かくれ:11.8%)などでも、かくれ不眠者はおしゃれへの関心が低いことがうかがえた。
また、おしゃれへの関心が低いだけでなく、美容関連への投資面でも差が現れた。「服・ファッションにかけるお金が減ってきた」という快眠者は33.7%に対し、かくれ不眠者は47.0%。「ファッション誌を買わなくなった」という快眠者は22.0%に対し、かくれ不眠者は34.1%だった。
かくれ不眠者が、身だしなみへの意識が低くなるのはなぜだろうか。「睡眠がきちんととれている元気な脳は、新しい情報や刺激に喜びを感じて『創造性を刺激される』『やる気が出る』などの反応を起こす。一方、かくれ不眠者の場合、脳が十分に休息していないため、こうした反応が鈍くなり、身だしなみへの意識にも影響を及ぼしているのだろう」(睡眠改善委員会)
インターネットによる調査で、快眠者418人とかくれ不眠者417人が回答した。調査期間は8月25日から29日まで。
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