イギリス人の3人に1人は「何も着ないで寝る」――世界17カ国の睡眠事情

» 2008年11月12日 19時02分 公開
[Business Media 誠]

 あなたは何時間くらい寝ているのだろうか?  ウォルト・ディズニー・ジャパンの調査によると、世界17カ国の平均睡眠時間は7時間、理想的な睡眠時間は8.7時間と、実際と希望する睡眠時間には1.7時間の差があった。また日本人の睡眠時間は6.4時間(理想は8.1時間)と、17カ国で最も少なかった。一方、睡眠時間が最も長いのはフランス、ベネルクス(ベルギー、オランダ、ルクセンブルクの3カ国)、スイス、メキシコで7.2時間。

 理想と現実の差が最も少ないのは1.3時間のスイスで、実際の睡眠時間に満足しているのも61%と最も高かった。ちなみに日本人で睡眠時間に満足しているのは50%で8番目。

平均睡眠時間と理想的な睡眠時間(上)、睡眠時間満足度(下、出典:ウォルト・ディズニー・ジャパン)

 また平日の就寝時間は23時35分、起床時間は6時50分が平均的。これに比べ日本は30分以上遅く0時16分に就寝し、起床は6時32分で最も早かった。

 睡眠時間と美は比例するという「ビューティスリープ」を信じているのは、どの程度いるのだろうか。最も多かったのはイタリアで83%、次いで日本(80%)、フランス(60%)、ブラジル(59%)と続いた。日本人は実際と理想の睡眠時間が少ないのにも関わらず、「ビューティスリープ」を信じている人は多い。

ビューティスリープを信じる人の割合(出典:ウォルト・ディズニー・ジャパン)

 眠る前に体を清潔にしているのは中南米諸国で多く、「歯磨き」「風呂に入る」はメキシコ(95%、62%)、アルゼンチン(96%、71%)、ブラジル(98%、88%)だった。日本は「歯磨き」(69%)、「風呂に入る」(54%)、「洗顔」(47%)、「洗髪」(35%)、「ローションを塗る」(28%)、「美容クリームを塗る」(21%)、「瞑想(めいそう)」(3%)と「睡眠と美容の関係を信じつつ、実行している人はそう多くはないようだ」(ウォルト・ディズニー・ジャパン)

就寝中はパジャマで寝る人が45%

 就寝中はどのような格好で寝ている人が多いのだろうか。最も多かったのは「パジャマ」で45%、以下「Tシャツと下着」(27%)、「下着のみ」(15%)、「何も着ない」(11%)と続いた。「何も着ない」と答えたのは、英国(34%)やスカンジナビア(30%)など、寒い地域で目立った。また日本人は「パジャマ」(49%)、「Tシャツと下着」(37%)、「下着のみ」(8%)、「何も着ない」(2%)だった。

 眠りに落ちるまでの時間を聞いたところ、英国(26.9分)とオーストラリア(26.8分)が長く、しかもこの2カ国は就寝後に2回以上目を覚ましているという結果に。逆に不眠を感じていない人は中南米で目立ち、アルゼンチンの59%の人は不眠を感じたことがないと答えた。日本人は夜目が覚める回数は1.1回と最も少なく、眠りに落ちるとほかの国と比べぐっすりと眠る人が多いようだ。

夜起きる回数(左)、眠るまでの時間(右、クリックして拡大、出典:ウォルト・ディズニー・ジャパン)

 電話による調査で、フランス、英国、ドイツ、イタリア、スペイン、ベネルクス3国、北欧、スイス、日本、オーストラリア、アルゼンチン、メキシコ、ブラジルに住む18歳から64歳までの男女500人が回答した。調査期間は8月20日から9月1日まで。

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