秩父からいったん東京に戻り、東武線経由で鷲宮駅に着いたのは22時ごろ。鷲宮駅ホームの階段をのぼると、改札前になぜかライトノベル『生徒会の一存』の横断幕が掲げられているのが目に入る。
『生徒会の一存』は『らき☆すた』と同じく角川グループの書籍なのだが、『らき☆すた』の聖地にわざわざ設置してあるのには違和感を覚える。しかも、『らき☆すた』はアニメ放送は終了しているのだが、雑誌『コンプティーク』でのマンガ連載は続いており、12月26日に9巻が発売されたばかり。
その新刊宣伝の横断幕でもいいはずなのに、あえて『生徒会の一存』を持ってきた角川グループの意図は何なのか。角川グループはネット戦略に長けている会社なので、もしかすると違和感を覚えた人がネタとしてTwitterでツイートすることなどによって、情報が拡散することを狙っているのかもしれない。
鷲宮神社に向かうと、本殿前に並ぶ列の人数はまだ50人ほど。2010年の年越しでは、テレビの生放送で声優の平野綾氏が来ていて盛り上がっていたのと比べると、静かな年越しとなりそうな雰囲気だ。
とはいえ、神社の内外では多くの店が出ており、食べ物やグッズを販売している。たこ焼きややきそばといった定番商品のほか、同人誌や『魔法少女まどか☆マギカ』シャツも売られており、なぜか占い師もいるなど、なかなかフリーダムなラインアップであった。
アニメ放送から数年経った作品にも関わらず、商品がどんどん増えていることには驚き。純米発泡清酒鷲宮「おみき」や『らき☆すた』マフラータオルのほか、『らき☆すた』記念切手シートなどが、12月31日からの新商品として販売されていた。『らき☆すた』記念切手シートは1月4日から久喜市などで販売されるのだが、その前に先行販売しているのだという。
グッズ販売だけではなく、埼玉新聞がサイタマニアという年越し特別号を無料配布。『あの花』と『らき☆すた』のまちおこし仕掛け人対談などが載っていた。
サイタマニアを読むと、面白い話が載っていた。鷲宮商工会が制作した映画『鷲宮☆物語』の原作者の1人となった鷲宮だいじん氏が、第17回電撃小説大賞で4次選考に残り、10月に処女作『合コンに行ったらとんでもないことが起こりました』を出版することになったのだという。いろんな縁があるものである。
年越しまで時間があったので付近を歩いていると、前年来た時にはなかったセブン-イレブンとたこ焼き屋が目に入った。『らき☆すた』のおかげかどうかは分からないが、地域として着々と発展しているようである。
鷲宮神社から徒歩5分ほどのところにある鷲宮商工会も聖地巡礼場所の1つと位置付けているようで、一般に開放しているだけでなく、写真撮影も自由となっている。
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