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» 2012年01月11日 08時01分 公開

日本は破たんするのか? そうはさせない人間の思考回路ちきりん×中田宏、政治家を殺したのは誰か(2)(3/4 ページ)

[土肥義則,Business Media 誠]

中田:なんだかんだいっても、自分たちは豊かな日本社会に生きている。なんだかんだいっても、安全な社会で生きている。なんだかんだいっても、楽しい社会に生きている。こうした社会に生きていることについて、「自分で作ってきたの?」ということに疑問を持つ必要があるのではないでしょうか。

 今の社会、自分だけで作ってきたわけではありません。私たちの父や母、祖父、祖母……その前の世代も含めて、今の社会を築き上げてくれました。

ちきりん:確かに、今までの人は私たちにすばらしいものを残してくれていますよね。

中田:そこを学び、そこに感謝できさえすれば「自分の代でつぶしちゃいけない」という考えになる。「この豊かさは、オレがつくったんじゃない。だからオレの代で食いつぶしてはいけない」という思考回路。このコンセンサスをまず得て、その上で各論を優先順位をつけて世に問う、ということが必要なのではないでしょうか。

ちきりん:なるほど。ところでその総論部分、「この豊かさを次世代に引き継いでいかなければならない」ということに対するコンセンサスは、どの程度まで合意形成できていると思っていらっしゃいますか?

中田:私の感覚でしか言えませんが、1割くらいじゃないでしょうか。

ちきりん:えっ! まだ1割ですか!?

中田:とはいえ、10割のコンセンサスが得られなければ「物事はスタートしない」とは思っていません。同時並行でやっていけるのです。

 よく言われるような「2−6−2の法則」なのか。あるいは「3−4−3の法則」なのか。2か3の人がそのことに気づき、アクションを起こし始めれば中間的な4や6が理解を示してくれるのではないでしょうか。

 1割を2割、そして3割にすることは、それほど壮大なことではないと思っています。

ちきりん:なるほど。“100%合意”じゃなくても動き出せるというわけですね。ちなみに、そういうコンセンサス形成の方向という意味では、少しずつでもよい方向にむかっていると思われますか?

感謝の気持ちがあれば、“日本を潰してもいい”といった考えにはならないはず

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