インターネットの普及などで、よりグローバル化している経済。製造業に限らず、海外売り上げが半数を超える日本企業も珍しくなくなっている。
博報堂の調査によると、アジア14都市の15〜59歳男女に「日本製品のイメージ」を尋ねたところ、最も多かったのは「高品質な」で64.6%。以下、「定評のある」が49.0%、「カッコイイ/センスがいい」が45.2%、「安心/安全な」が36.0%、「時代を切り開いていく感じ」が35.7%、「活気や勢いを感じる」が35.4%で続いた。
地域別に見ると、いずれの地域でもトップは「高品質な」だったが、2位は傾向が異なっており、ソウル、シンガポール、台北では「定評のある」、上海など中国の都市では「カッコイイ/センスがいい」だった。
他国製品についても同様の質問をすると、米国製品や欧州製品のトップ3は「高品質な」「定評のある」「カッコイイ/センスがいい」で日本製品と同じ。韓国製品は「活気や勢いを感じる」「カッコイイ/センスがいい」「価格に見合う価値がある」、中国製品は「低価格」「活気や勢いを感じる」「価格に見合う価値がある」だった。
「日本から連想するモノ・サービス・エンタテインメント」を聞くと、「家電・AV製品」(69.2%)や「デジタル製品(PC・携帯・デジカメ)」(66.2%)、「自家用車」(59.0%)、「アニメ・マンガ」(51.3%)が半数を超えた。
博報堂では「『家電/AV製品』と『デジタル製品』は13都市でトップ3に入っており、日本から連想するモノやサービスは、まずは耐久財が上位を占めている様子がうかがえる」とコメントした。
ちなみに他国についても尋ねると、米国とドイツは「自家用車」、フランスは「高級ブランド」、韓国は「デジタル製品(PC・携帯・デジカメ)」、中国は「食」がトップだった。
インターネットによる調査で、対象はアジア14都市(北京、上海、広州、香港、台北、ソウル、シンガポール、バンコク、ジャカルタ、クアラルンプール、メトロマニラ、ホーチミンシティ、デリー、ムンバイ)の15〜59歳男女1万1908人。調査期間は2011年5月下旬から8月上旬。
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