ゴールデンウィークに開催された「ニコニコ超会議2012」。「ニコニコ動画のすべて(だいたい)を地上に再現する」がコンセプトでした。会場の幕張メッセへの来場者数は2日間で9万2384人。さらに、ニコニコ生放送での中継の視聴者は合計で347万766人。その熱気はニュースなどでも随分取り上げられ、話題になっていました。
つい先日も「ニコニコ出身者がオリコン上位へ――激変するJポップの新人発掘」という記事を読みましたが、ニコニコ動画出身の歌手、音楽クリエイターが続々とメジャーデビューしています。ニコニコ超会議の熱気から見て、ニコニコ動画がまさに日本のサブカルチャーのインキュベーターとして機能しています。
そんなわけで、今回はニコニコ動画を好んでいるユーザーの方々をデータから見ていきたいと思います。対比するユーザーは、こちらも日本のサブカルチャーの代表選手である「2ちゃんねる」を選んでみました。
クラウド型消費者分析ツール「ぺるそね※」には、「お気に入りのインターネットサイト」という項目があります。「ぺるそね」の全サンプル2万9093人のうち「ニコニコ動画」を選んだのは5232人。また、「2ちゃんねる」を選んだのは3867人います。どちらも平均年齢は低く、やや男性が多くなっています。
中心となる年代を割り出すために「ぺるそね」の年代構成をもとに、日本の人口動態に合わせて補正したデータを見てみると、「ニコニコ動画」「2ちゃんねる」ともに15〜24歳の比率が最も高くなっており、学生が中心になっていると考えられます。
それでは分析のセグメントを決めましょう。たぶん、若い人々のトレンドをリードするのは男性よりも女性と考えられるので、今回は女子学生(高校生、大学生、専門学校生、大学院生)を対象にしました。
「ニコニコ動画」がお気に入りの女子学生を「ニコ動ガール」、「2ちゃんねる」がお気に入りの女子学生を「2ちゃんガール」と定義しました。さっそく「ニコ動ガール」(419サンプル)と「2ちゃんガール」(200サンプル)をデータから見ていきましょう。
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