「日本人」と聞いて、あなたはどのようなイメージが浮かびますか? 米国や中国など海外の16地域に住む人に聞いたところ「勤勉な」(55.9%)と「礼儀正しい」(55.4%)と答えた人が多いことが、電通の調査で分かった。
このほか「気さくな」(40.9%)、「やさしい」(39.7%)、「創造性がある」(33.2%)、「こだわりがある」(30.7%)と続いた。日本人のイメージについて、プラスとマイナスを聞いたところ、上位に挙がるイメージはプラスのものばかり。マイナスのイメージでスコアが高かったのは「おとなしい」(24.1%)、「細かいことを気にする」(15.1%)などだった。
日本人のイメージを地域別でみると、東アジアとインドではプラスイメージである「創造性がある」と答えた人が多い。「これは日本製品に対する絶大な信頼が、それを作る日本人のクリエイティビティを連想させているのだろう」(電通)。また「連帯感がある」と答えた人も多く、その要因として「日本人の集団行動における“規律の正しさ”は、東日本大震災のニュースを通して世界中の人が知った。その影響も大きいのだろう」(同)としている。
一方、マイナスイメージである「細かいことを気にする」と答えたのは、韓国と東南アジアで多い。これらの国では「繊細な」というイメージが行き過ぎて、マイナスイメージとしてとらえられているのかもしれない。このほか「閉鎖的」と答えたのは、韓国とロシアで多かった。
インターネットによる調査で、海外の16地域で住む男女9212人が回答した。調査時期は2011年6月から2012年3月まで。
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