今年、7月〜8月にかけてスタンプラリーを開催する鉄道は約30社。このうちポケモンはJR東日本の東京地区と仙台地区、JR北海道、名古屋鉄道、JR西日本の4社5地域。鉄道スタンプラリー元祖の東急電鉄は、ゲームソフト「ファイナルファンタジー」とタイアップしているほか、東急池上線の開業90周年を記念したスタンプラリーも開催中だ。
いまやスタンプラリーは鉄道会社にとって魅力的な事業になった。参加する子どもたちにとっても、思い出づくり、家族や友だちとのお出かけ、鉄道利用という社会参加の場として良い機会になっていると思う。鉄道ファンのひとりとして、鉄道会社にはもうかってほしいし、たくさんの子どもたちに鉄道を好きになってもらいたい。
願わくは、電車で移動中にはゲームの画面を見ず、車窓を眺めてほしい。スタンプラリーはいわば、小さな旅だ。車窓からの発見が、さらに遠い場所へ向かう大きな冒険心に変わるかもしれない。それは、スタンプラリーの経済面以外の大きな可能性だと思われる。
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向谷実氏が考える鉄道と音楽(前編)――発車メロディ3つのオキテCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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