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» 2012年08月14日 08時00分 公開

アニメビジネスの今:キッズ・ファミリー向けアニメが存在感、日本で一番価値のあるキャラクターは? (4/4)

[増田弘道,Business Media 誠]
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新しいキャラクターの息吹も

 7月4〜6日に同じく東京ビッグサイトで開催されたのが第2回ライセンシング ジャパン。「世界中からあらゆるプロパティやコンテンツが一堂に集まる、本格的なライセンシング商談展」ということで、東京国際ブックフェア、電子出版 EXPO、クリエイターEXPO東京なども同じ会場で開催された。

東北新社のブースで展開していた「フィリックス・ザ・キャット」。1920年代前半からの人気キャラクターなので、歴史的に見ればミッキーマウス(1928年登場)の先輩。90年以上も働き続けている誠に勤勉な(?)キャラクターである
同じく東北新社のブースにあったアードマンの「ウォレスとグルミット」。こちらも息の長いキャラクターで定番となりつつある(左)、「ウォレスとグルミット」からスピンオフしたひつじのショーンもいた(右)

アニメ関係の出展が少なかったせいか、目立っていたガイナックスブース
全国のテレビ局とキャラクターを共同開発しているDLEのブース。手ごろな価格でキャラとアニメが開発できるとあって人並みが絶えない様子だった

 ビックリしたのが、併催のクリエイターEXPO東京。イラストレーターや画家、作家などがズラリとブースを出していたのが壮観だった。

 ちなみにライセンシング ジャパンで表彰式があったLicensing of the Year 2012 in JAPANの受賞プロパティは以下の通り。グランプリこそ定番の「ワンピース」だったが、ニューフェイス賞に地方キャラクターの「くまモン」、選定委員特別賞に「魔法少女まどか☆マギカ」が入るなど、今後が楽しみなラインアップとなった。

Licensing of the Year 2012 in JAPAN

各部門 プロパティ
グランプリ 「ワンピース」(東映アニメーション)
キャラクター・ライセンス賞 「こびとづかん」(チームこびとづかん)
ブランド・ライセンス賞 「nanoblock(R) 」(カワダ / マスターマインド)
ライセンシング・エージェンシー賞 「PEANUTS」(ソニー・クリエイティブプロダクツ)
プロダクト・ライセンシー賞 「HOMESTAR R2-D2(セガトイズ)
プロモーション・ライセンシー賞 「WALT DISNEY 110TH Anniversary OMOTESANDO HILLS Chistmas 2011」(森ビル)
リテイル賞 「ユニクロ」(ユニクロ)
ニューフェイス賞 「くまモン」(熊本県)
選定委員特別賞 「魔法少女まどか☆マギカ」(アニプレックス)

増田弘道(ますだ・ひろみち)

1954年生まれ。法政大学卒業後、音楽を始めとして、出版、アニメなど多岐に渡るコンテンツビジネスを経験。ビデオマーケット取締役、映画専門大学院大学専任教授、日本動画協会データベースワーキング座長。著書に『アニメビジネスがわかる』(NTT出版)、『もっとわかるアニメビジネス』(NTT出版)、『アニメ産業レポート』(編集・共同執筆、2009〜2011年、日本動画協会データーベースワーキング)などがある。

ブログ:「アニメビジネスがわかる


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