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» 2012年08月14日 08時00分 公開

アニメビジネスの今:キッズ・ファミリー向けアニメが存在感、日本で一番価値のあるキャラクターは? (3/4)

[増田弘道,Business Media 誠]

玩具市場の巨人、タカラトミーとバンダイ

 こうした状況を受け、実際にアニメキャラクターのライセンス状況を見ようと思い、東京おもちゃショーライセンシング ジャパンを訪れることにした。

 東京おもちゃショーは6月14日〜17日に東京ビッグサイトで開催された、日本玩具業界が主催する見本市。1962年スタートというから、今年で50周年となる。『鉄腕アトム』のアニメが始まったのが1963年で、その後、第一次アニメブームが起こり、アニメキャラクターの時代がやってくるので、ある意味ともに発展してきたと言えるだろう。

 今年の入場者数は商談見本市が1万8235人、一般公開が14万1443人で合計15万9678人。東京国際アニメフェア2012の9万8241人より多く、東京ゲームショウ2011の22万2668人よりは少ないという規模である。

 東京おもちゃショーでひときわ目立っていたのが、タカラトミーとバンダイのブース。次表は玩具協会発表のテレビゲームを除く玩具市場規模だが、少子化と言われながらも健闘している様子がうかがえる。2011年市場の6921億円のうち、バンダイナムコホールディングスのトイホビー売上が1799億円、タカラトミーが1879億円(2012年度決算)と両社だけでその53%を占めているので、ブースが大きいのも納得である。

日本の玩具市場推移(単位:億円、出典:日本玩具協会)

 タカラトミーのブースにあったのが、以前このコラムでも取り上げたトランスフォーマー(「米国でガンダムよりトランスフォーマーが売れるワケ」)。2012年の「日本おもちゃ大賞キャラクター・トイ」部門優秀賞に選出されたが、次の作品の公開が2014年に決まったので、そこに合わせて新たな展開が繰り広げられるだろう。

 同じくタカラトミーブースにあったのが「バトロボーグ」。ロボット同士が戦う対戦型玩具だが、以前コラムで書いた「フランケンシュタインコンプレックス」がない日本のお家芸とも言えるおもちゃである(「なぜガンダムは海外で人気がないのか」)。

 バンダイブースで出迎えてくれたのが『特命戦隊ゴーバスターズ』と『スマイルプリキュア』。入り口に置かれたこの2つのディスプレイを見ても分かる通り、バンダイブースでは至るところにテレビアニメキャラクターのコーナーがある。

『特命戦隊ゴーバスターズ』(左)と『スマイルプリキュア』(右)

 さまざまな玩具会社にライセンスしているためか、さまざまな場所で目に付いたキャラクターがアンパンマンだ。やはりキャラクターランキング不動の1位の強みだろう。

 日本おもちゃ大賞 2012でも、共遊玩具部門で「アンパンマン キッズドライバー」「おいかけっこアンパンマン」、エデュケーショナル玩具部門で「アンパンマン 大きなよくばりパン工場」「アンパンマン おしゃべりいっぱいことばずかんDX」、キャラクター・トイ部門で「アンパンマン ハラハラシューティング」と5つが受賞している。

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