インタビュー
» 2012年09月12日 08時05分 公開

仕事をしたら“若者”が見えてきた(前編):「近ごろの若いヤツは……」というが、本当にダメなのか (5/6)

[土肥義則,Business Media 誠]

原田:はい。今は「安かろう、良かろう」の時代。こうした時代の中で生きている若者たちに「なんで高いモノを買わないんだ?」と言われても、彼らは理解することができません。なぜなら安くてもいいモノが手に入るから。

土肥:若者に「なんで高いモノを買わないんだ?」という大人たちは「安かろう、悪かろう」という時代に生きてきました。なので、今の若者たちの消費行動が理解できないのかもしれませんね。

原田:若者にモノを買ってもらうには、かなりいいモノでないと難しいでしょうね。「ちょっといいかな」といった印象では、「安いほうでいいや」となってしまう。

 例えばクルマであれば、なんとなくみんながクルマに憧れて、なんとなくみんなが買っていた時代ではないので、若者に対してより厳密なマーケティングが必要になってくるのではないでしょうか。ゆるいコンセプトのモノであれば、ファストファッション的なモノには、なかなか勝てないと思いますね。

自分たちと同じ部分があるのでは

土肥:原田さんのお話を聞いていて、ふと気づいたのですが、「安いモノを買う」のは若者だけではないですよね。大人もそう。ファストファッションの店に行けば、たくさんの大人が買い物をしていますし、激安居酒屋に行けば、たくさん大人がお酒を飲んでいます。

 既婚男性は昼食代にいくらつかっているのか――というデータがあるのですが、それによると約8割が600円未満ですませていることが分かりました(関連記事)。450円のお弁当に、150円のペットボトル……といったイメージでしょうか。また理想の昼食代を聞いたところ、7割の人が1000円未満と答えました。もうなんていうか……“大人はつらいよ”といった数字ですよね。

既婚男性の昼食代、約8割が「600円未満」(出典:三井ダイレクト損害保険)

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