民間調査機関の労務行政研究所は10月3日、2012年冬のボーナスの妥結状況を発表した。東証第一部上場企業(212社)を対象にしたもので、全産業の平均金額は69万4581円。昨年冬の実績(70万2055円)と比べ、金額で7474円(−1.1%)減少し、2009年以来3年ぶりのマイナスとなった。
この2〜3年の推移をみると、リーマンショックによる景気悪化を受け、2009年の対前年同期比13.1%減を底に、2010年は同0.4%増、2011年は同7.4%増と順調に回復していたが、2012年は微減ながらマイナスに転じる形となった。
産業別でみると、製造業の支給水準は70万5724円で、対前年同期比は1.3%減。一方、非製造業は64万5154円、同0.1%増とプラスを維持した。
2012年冬のボーナスの妥結状況(出典:労務行政研究所)
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