同じようなことを考えたことのある人、きっといるんじゃないでしょうか。全国のスポーツジムにあるエアロバイクやランニングマシンに発電機を取り付けたら、結構な電力が生まれそうな気がするのです。いやいっそ、働けるのに仕事が見つからない人々を集めて人力で発電してもらうことができたなら、雇用問題とエネルギー問題が一挙に解決するのでは!? さらにそこで男女の出会いが生まれたなら、少子化問題までも解決! ……というのはいくらなんでも妄想しすぎですね。
それは置いておくとしても、スポーツジムのエアロバイクやランニングマシンで発電するという案は、実際問題としてエネルギーの有効利用として採用されてもいいと思います! そのスポーツジム内部で照明などに利用すれば、エネルギーの地産地消・スマートグリッドとして実はもう行われているなんてことは……ないでしょうかね。
しかし、もしもそんなことをされたらスポーツジムの利用者は「体力増強・健康維持」にかける純粋な気持ちを踏みにじられたと怒りに震えてしまうのでしょうか。「発電した分の利用料金を割り引いてほしい」などの要望が出てきたりして、話がこじれていく可能性もありますね。やはりエネルギー問題の解決は、簡単にはいかないようです(まずスポーツジムから頭を離すべきかと) 。
著者プロフィール:雄山スズコ
漫画家兼投資家。政治経済ジャンルに主に生息。2004年から投資を始める。中国株、日本株、各種外貨資産などさまざまな金融商品で痛手を負うが、こりずに挑戦中。著書に『政治萌え!〜国会ゆるゆる観察日記』(司書房)。2008年3月〜2011年12月に日本経済新聞紹介サイト「nikkei4946.com」で4コマ&コラム「まんがで見るキーワード」を連載。公式サイト「桃熊薬局」。著作一覧はこちら。イベント参加情報:10月7日 東京ビッグサイト 東2ホール・マ-15b。
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