「婚活」で韓国人男性が締め出されるわけ伊吹太歩の世界の歩き方(1/5 ページ)

» 2012年10月18日 11時40分 公開
[伊吹太歩,Business Media 誠]

著者プロフィール:伊吹太歩

世界のカルチャーから政治、エンタメまで幅広く取材し、夕刊紙を中心に週刊誌や月刊誌などで活躍するライター。


 時代は変わるものだ。「婚活」でも、結婚相手を世話してくれる近所のおばちゃんから「お見合いパーティー」が当たり前になった。最近では街を挙げての「街コン」や、音楽イベントにからめた「楽コン」なるものまで登場している。ただ日本人がまじめに結婚相手になるような異性との出会いを求めているのは変わらない。

 それは何も日本に限ったことではない。シンガポールでは政府公認の結婚相談所や、政府が主催するランチやディナーの合コンも行われている。中国では婚活するのは本人ではなく親。週末になれば、親同士が条件を提示しながらマッチングに励んでいるのはよく知られた話だ。

 米国ではホームパーティに知人を呼んで、そこに出会いが生まれるというパターンが相変わらず多いが、さすがIT先進国だけにFacebookなどのSNSで出会うケースも多いようだ。ただIT系の出会いは、バンコクなど世界の、特に大都市ではもはや珍しくない。とにかく世界中で日々、みんなまじめに結婚相手を探している。

 世界の事情はさまざまだが、現実には結婚相手を見つけるのは古今東西、そう簡単ではない。こうした「婚活」とは別に、何もかもすっ飛ばして、とにかく結婚を目指す人たちもいる。そんなこと出来たら苦労しないと思う人も多いだろうが、それを実現してしまう手っ取り早い方法がある。貧しい国から花嫁を「買って」くることだ。

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