50代になって、仕事のやりがいを見つけた人はどのくらいいるのだろうか。「見つけた」という人は23.4%に対し、「見つけていない」が76.6%。やりがいのない人が7割を超えた背景として、「定年まで『あと10年』のあきらめ感や停滞感などから、新たなやりがいを見いだせない人が多くなっているのでは。また昇進や昇給の可能性も低く、『あと10年、もうこのままでいい』という感覚の人が多いのだろう」(日本マンパワー)
仕事をする上で自分自身の強みや弱みを正しく把握している人はどのくらいいるのだろうか。50代の64.6%は自分自身のことを「把握している」と答えたが、企業の人事担当者で「自社の50代社員は、自分自身の強みや弱みを把握している」と答えたのは36.2%にとどまった。
また50代の人で「職場が変わっても、毎回いい人間関係が作れるように努めている」と答えたのは65.0%に対し、人事担当者で「自社の50代社員は、職場が変わっても、毎回いい人間関係が作れるように努めている」と答えたのは37.7%。「自分しか知らない仕事のノウハウを、部下や後輩に対して伝えるようにしている」という50代は52.4%だったが、人事担当者で「自社の50代社員は、自分しか知らない仕事のノウハウを、部下や後輩に対して伝えるようにしている」と答えたのは44.0%。自己認識と企業からの認識に、ギャップがあることがうかがえた。
インターネットによる調査で、50代の正社員517人が回答した。調査時期は8月。
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