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» 2013年06月10日 00時00分 公開

ほんとに景気はよくなるの? 生活者意識から考えた、景気回復のツボ博報堂・吉川昌孝のデータで読み解く日本人(3/4 ページ)

[吉川昌孝,Business Media 誠]

30代男女の声

  • 値上がりしそうなモノを今のうちに入手しておきたい(神奈川県39歳男性)
  • たとえ景気が良くなったとしても、必要なモノは安くすませたい(東京都36歳男性)
  • 安く買いたいが、世の中の動きが「景気がよくなっている」との傾向で、あまり安くならないと思っているので(埼玉県35歳女性)
  • 円安のせいで物価が上がっているため、こまごましたモノが高くなっている(大阪府37歳男性)
  • 6月下旬からはバーゲンも始まるので今夏の洋服などを安く買いたい(大阪府37歳女性)
  • 世間が以前より景気が良くなった雰囲気になっているが、個人的には何ら変わりがないから(大阪府34歳女性)
  • 物価があがっているような気がするので(愛知県39歳男性)
  • GWで普段より使いすぎたので、極力安いモノでまかなっていけたらいいなと思います。(愛知県35歳女性)
  • いろいろと値上がりするだろうことが予測されるので(愛知県33歳女性)

一般消費をリードするのは常に女性

 株式市場に反応し、景気回復意識をリードするのは男性、それも中年以上が中心でした。が、その一方、一般生活市場をリードするのは女性と言えるでしょう。男女別のグラフをご覧ください。

消費意欲男女

 女性の消費意欲が男性のそれを常に上回り、なおかつ非常にはっきりと季節変動が現れるダイナミックな動きをしています。年末年始の準備、夏冬のバーゲン、GWや夏休みのお出かけなど、1年の消費の引き締めと緩和が計画的になされていると言えそうです。ぱーっと使う時期と、ぐっと引きしめる時期のメリハリをはっきりさせながら、一般市場の消費を引っ張る、そんな女性像が浮かびます。

 男性はそうした季節要因より、株価や世界経済など景気要因で意欲が上下してしまうようです。分かりやすいといえば分かりやすいのが男性。メリハリもはっきりしてしたたかなのが女性。彼女たちを刺激することが、今の株式市場の動きに代表されるアベノミクス効果を、世の中、一般家庭へと誘引する1つの有効な方法のようです。では、どうやって刺激すればいいのでしょうか?

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