医者から「もう治りません」と言われても、けっしてあきらめることはありません。
現代医学においては医者も自分を守らなくてはいけないので、そう言っておかなければならないのです。仮に「助かります」と言ってしまうと、助からなかったときに「助かると言ったのに、助からなかったじゃないか」と抗議してくる家族もいるからです。そのため、自分たちでは手に負えない患者に対して「もう治りません」と言つのです。
くり返しになりますが、医者から「もう治りません」と言われたとしても、「なぜ病気になったのか」が分かればその原因を取り除いていくことで、体がもともと持っている「生きる力」が患者を後押ししてくれるような治療法を見つけることができるのです。
余命3カ月を宣告されて私のところに来た末期がんの患者が、病気の原因を受け入れ、「どうして生きたいか」を自覚して、ともに手を携えて治療をした結果、3年経ってもピンシャンしているというケースもあります。
患者自信が病気になった原因を受け入れて改善すれば、症状が落ち着くか、消えてなくなる可能性があるということなのです。
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