マツダ、天然ガスとガソリンを燃料にする「SKYACTIV-CNG」を参考出品東京モーターショー2013

» 2013年10月21日 16時11分 公開
[Business Media 誠]

 マツダは、2013年11月23日から始まる「第43回 東京モーターショー」に、3代目となる新型アクセラを出展する。また、圧縮天然ガス(CNG)を燃料とする「Mazda3 SKYACTIV-CNGコンセプト」を参考出品するが、こちらは世界初公開だ。

Mazda3 SKYACTIV-CNG Mazda3 SKYACTIV-CNGコンセプト(出典:マツダ)

 新型アクセラは、国内メーカーとして初めて単一車種でガソリンエンジン、ディーゼルエンジン、ハイブリッドシステムという3種類のパワートレインを国内市場に投入する意欲作。同社の世界販売の3割以上を占める基幹モデルでもある(海外市場では「Mazda3」)。

 天然ガスを燃料とするSKYACTIV-CNGエンジンは、ガソリンとのデュアルフューエル方式を採用。同社によれば、もともと高圧縮比を特徴としているガソリンエンジン「SKYACTIV-G」が、高圧縮状態で燃焼させるCNGエンジンのベース技術と適していたといい、少ない変更でCNGエンジンに転用できる。

CNGCNGCNG (左)SKYACTIV-CNGエンジン(中)CNG圧縮レギュレータ(右)CNGタンク(出典:マツダ)

 また、SKYACTIV-CNGは、同排気量のガソリンエンジンと比べてCO2排出量を2割前後削減できるという。本日公開された概念図では、51リットルのガソリンタンクと75リットルのCNGタンクを搭載し、運転席にCNG/ガソリン切替スイッチを設置している。

CNG Mazda3 SKYACTIV-CNGコンセプト(出典:マツダ)

 このほか、自律型車載センサーを用いて路面電車との通信により接触事故を未然に防ぐという世界初の先進安全システムを搭載した「マツダ アテンザ ASV-5」なども出品する。

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