11月も中旬に差し掛かり、そろそろ喪中はがきを用意し始める人もいるだろう。ネオマーケティングが行った調査によると、喪中を経験した人のうち91.4%が喪中はがきを知人に出しているという。
喪中はがきには寒中見舞いを返すのが慣習となっているが、本調査によれば「何もしていない」というひとが64.4%に上った。時期が空いてしまうので、面倒だったり忘れてしまったりで結局送らなかったという経験がある人もいるのではないだろうか。逆に、喪中と気付かずに年賀状を出してしまうパターンもある。
ネオマーケティングは“喪中でも年賀状を受け取るのはマナー違反ではない”ことを知らない人が多いと指摘する。調査の結果、54.8%がマナー違反ではないことを知っていたが、喪中の相手に年賀状を送るのは4%程度。両者の差が生まれるのは「知識はあっても慣習を気にして、結果的に年賀状を出すことをやめてしまうからでは」と同社は分析する。
葬儀相談員の市川愛さんは「喪中はがきとは正しくは『年賀欠礼状』と言い、年始のあいさつを控えることを詫びるもの。年賀状を受け取ること自体は問題ない」と呼びかけている。
回答者のうち約6割の人がマナー違反でないなら喪中でも年賀状がほしいと答えており、年賀状がないのは寂しいと感じる人もいるだろう。「喪中はがきで年賀状を求めるように書き添えるのはマナー違反ではない」(市川さん)とのことで、「郵便年賀.jp」などで文面の例を確認できる。
本調査は20〜60代の年賀状をはがきで送る500人を対象にインターネットで実施した。調査期間は2013年10月4日〜10月8日。
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