初対面で絵馬の写真を見せてきて……その女性と結婚しました古田ラジオの「婚活を攻略するための10の方法」(2/3 ページ)

» 2013年11月21日 00時00分 公開
[古田ラジオ,Business Media 誠]

「意識高い系」女子

 ネット婚活サイトを使い始めた時、私は女性にメールを送るたびに「この人と結婚したらどうなるだろう?」「結婚式は誰を呼ぼうか?」などと妄想していました。しかし婚活を始めて数カ月が経つと、そんな初々しい考えは消え去り、完全に“作業”として淡々とエントリーと面接をこなす日々を送っていました。

 そんな私が「面接」を受けたのは、自分よりも2つ年上の女性でした。近所の繁華街で待ち合わせて喫茶店へ。彼女が話していた内容で印象に残ったのが、「高級外車に試乗したり、高価な時計を身につけたりすると意識が高くなる」「私が尊敬する先輩主催のバーベキューには意識の高い人が集まる」といったこと。正直、自分には合わないかなと思ったのですが、深くは詮索せず、2回の「面接」を受けて、関係は自然消滅(FO)しました。

初対面で絵馬の写真

 婚活を始めて2年ほど経ったころ。プロフィールを一度見ただけで「この人には必ずメールをしよう」と思った女性がいました。なぜそう思ったのかというと「趣味」の欄に、多くの人が知らないアーティスト名が書いてあったからです。たまたま同じアーティストが好きだった私は、「この人とは絶対に音楽の話題で盛り上がれる」と思ったのでメールを送信しました。

 2週間ほどメールをやり取りして、1次面接を行いました。2人ともお酒が好きというのが事前のやりとりで分かっていたので、駅で待ち合わせをして、近くにあるオシャレな居酒屋に移動。お互い好きなアーティストの話題で盛り上がったあと、彼女はスマートフォンを取り出し、写真を見せてくれました。そこに写っていたのは「安井金比羅宮」で、縁切り・縁結びの神社として有名です。境内には「会社の○○と○○が別れますように」「夫が不倫をやめますように」といった内容の絵馬がたくさん写っていました。

 初対面の「面接」で、絵馬の話とはいかがなものかと思います。ですが、何がどう転ぶのか分からないところが婚活の面白いところ。少なくとも私にとっては「アリ」だったわけですから。

初対面の「面接」で、絵馬の話とは(写真はイメージです)

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