本連載は、俣野成敏著、書籍『プロフェッショナルサラリーマン――実践Q&A編』(プレジデント社)から一部抜粋、編集しています。
『プロフェッショナルサラリーマン』と『図解版 プロフェッショナルサラリーマン』で熱狂的支持を集めた俣野成敏氏、待望の新刊。
プレジデント社のWebサイト「PRESIDENT Online」に寄せられた仕事や職場に関するビジネスマンの悩みに俣野氏が答えた、リアルなQ&Aをまとめた1冊。
上司部下、同僚との関係や、職場環境、キャリアや勉強法まで様々な悩みを、“いま"という時代を捉えつつ俣野氏が鮮やかに回答した47編のQ&A。
Web上には露出せず書籍のみに収録したQ&A特別編数点のほかに、日本一有名なサラリーマン「島耕作」の作者、弘兼憲史氏と俣野氏との対談も特別収録した。組織、仕事、そしてプロとは何か……。
真のプロフェッショナル2人の言葉があなたの未来を拓く!
(Q)新卒で今年から勤め始めましたが、体育会に大学の4年間を捧げたため、経済などの情報にうとく、基本的な経済情報がまったく分からず不安です。基本的な経済情報は、具体的にどの媒体で学ぶべきですか?
(旅行会社、男性、23歳、入社1年目)
(A)こんなときこそチャンスです。
「困ったときは学びどき」。このままではまずいという必要性に迫られたときに勉強すると、よく頭に入ります。
経済は日々刻々と変化し続けるものです。頭のいい人がつぎつぎに新しい言葉を発信してきますので、経済について何も知らない人が「今、何が起きているか」という現象、つまり時事ネタを追いかけようとしても、ほとんど何も理解できません。
昔は「経済を勉強したければ、日本経済新聞を読め。読んでいるうちに分かるようになる」などと言われていました。しかし、この方法で本質が理解できるのは、基本が分かっている人だけではないでしょうか。
それより、あまり変化しない普遍的な経済の仕組みを先に押さえたほうがいい。そうすれば、時事ネタの意味が分かるようになります。
したがって「どの媒体で学ぶべきか」という問いに対する答えは明白です。なんと言ってもまずは「本」をオススメします。インターネット記事でも新聞でもビジネス雑誌でもなく、テレビのニュース解説でもありません。単行本、それも簡単すぎるほど分かりやすく書かれた初歩的な入門書がいい。
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