スーパーなどでビール売り場をのぞいてみると、ほとんどの商品が「値引き」をしている。また、「糖質」や「カロリー」の数字をアピールする銘柄が増えてきた。このように、ビールは「価格競争」と「機能競争」を繰り広げているわけだが、和膳はどのような付加価値をアピールしているのだろうか。ブランドマネージャーの野口裕貴氏に聞いたところ「『和食に合うビール』を伝えるために、売り場づくりからチカラを入れました。例えば、スーパーの惣菜売り場や鮮魚コーナーなどの近くに、和膳を置いてもらいました」
ところで「和食」と聞いて、どんな食事なのかな? と疑問を感じている人もいるのでは。いろいろな料理があるので、イメージがわかないかもしれないが、こうした人に対し、野口氏は「『この組み合わせは合うかな?』と考えながら、自分にピッタリ合うものを探してみるのはいかがでしょうか」と提案する。
商品開発を担当した藤村氏は「素材の味を生かすので、旬のモノと一緒に楽しむのはいかがでしょうか? 春は、たけのこや山菜などとの相性がよかったですよ」とのこと。
これまで和食・洋食・中華……どんな料理が出てきてもビールの銘柄は気にせずに飲んでいた人が多いだろう。しかし、和膳の登場で「食事に合わせてビールを選ぶ」という新しい楽しみ方が広がりそうだ。
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