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» 2014年06月20日 08時00分 公開

コンビニとコミケに意外な共通点――売れる商品と陳列の関係ご一緒に“おでん”いかがですか(4/5 ページ)

[川乃もりや,Business Media 誠]

 なーんて、もっともらしいことを書いたが、これだけの回答では100点はもらえないと思っている。売れるモノを壁際に並べているのは、売れるモノの量が増やせるためだ。

 平面において、最も長い距離を確保できるのは外周であることはお分かりいただけるだろう。距離だけではなく、高さも確保できるのが壁際なのだ。

 コンビニの島の高さは、女性の目線に合わせて作られている。つまり、女性目線の高さが島の最上段になるように作られているのだ。なので、売り場全体が見通せるようになっている。それは、副産物として防犯にも役立っているし、なにより、見通せるという心理的安心感をお客さんに与えていると考えられている。

 では、低い島と壁際では、商品を置ける量がどのくらい違うのだろうか。一般的に、低い島に比べて、壁際のほうが1.5倍ほど多く置くことができる。このように壁際というのは、売る側にとって最大の力を発揮できる場所であるのだ。(最近、島に背の高い棚を使っているコンビニが増えているが、これは実験的要素が含まれている。今後、高い島が増えてくるかは、今のところ不明である)

 ということは、島に配置されたコミケ出品者は残念な“ハズレ場所”を充てがわれたカワイソウな人たちなのだろうか。コンビニ歴20年弱の筆者が、島で目立つ売り方をご紹介しよう……と思って3つの方法を書いたのだが、担当編集のDさんからストップの声がかかった。「川乃さん、この部分の掲載は難しいですよ。コミケでは、3つともNGのようですし……。許してくれる部分もあるかもしれませんが、最悪の場合、主催者からつまみ出されちゃいますよ」とのこと。

 コミケ事情に詳しくない素人の考えは、やっぱり通用しないようだ。ただ、ビジネスパーソンの中にはイベントなどで、ブースを設置して、自社の商品やサービスを紹介しなければいけないケースが出てくるかもしれない。そんなときには、島で目立つ「3つの方法」が役立つかもしれない。もし1つでも可能であれば、それを取り入れることで、競合他社よりも一歩リードすることができるだろう(たぶん)。

 というわけで、興味がある読者は次のページへどうぞ。コミケで使えない方法なんて興味がない……という読者は、ここまで読んでいただきありがとうございました。これからもこの連載「ご一緒に“おでん”いかがですか」をどーかご贔屓(ひいき)に。

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