「無料お試し商品」や「無料試乗サービス」「無料体験レッスン」などなど、その後の契約において断り切れない気持ちの中に「せっかく無料でやってもらったんだからこれくらいはお返ししないと……」という借りを返すマインド(合理化=いいわけ)が存在してしまうのである。
十中八九、「タダ」の先には「有料」の扉が用意されている。そして、その吸引力というか磁力は結構強いのである。残念ながらここでは、あなたの“人のよさ”は、確実に仇(あだ)になる。そしてこれが、「タダより高いものはない!」への道へとつながっていく。
「タダ」で提供されたものは、とことんそれを利用して、「有料」の扉が見えても、必要を感じなかったら何ら躊躇(ちゅうちょ)することなく断ればよい。要するに、タダにおけるセンスとは、 「貸し・借りマインド」に陥らない、図々しい精神を養うこと……なのである。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング